
111分 2014年 韓国=ショー・ボックス
日本公開:2015年 日本版公開に合わせた再公開:2013年
日本配給:アルバトロス・フィルム
ポスター(画像)のコピーにあるように、2014年の公開後に中国、フランスでリメイクされ、2023年にはオールスターキャストで日本版も製作されたコリアン・サスペンスの快作。
僕は日本版のほうを先に観て、それなりに楽しめる出来栄えではあったものの、どうも今ひとつスカッせず、すぐにこのオリジナル版をチェックしてみたくなった。
殺人課の刑事コ・ゴンス(イ・ソンギュン)が母親の葬儀場に向かって車を走らせている最中、電話で何度も妹ヒヨン(シン・ドンミ)に早く来るよう急き立てられる。
その合間、警察署の課長(シン・ジョングン)からも、部署ぐるみで収賄をしていた件について、もうすぐ監査が入るから早く出勤しろと矢の催促。
ゴンスがほとんどパニック状態になっていたところへ、突然路上に出てきた男を跳ねてしまった。
ここで逮捕されては一大事だからと、ゴンスは死体をビニールシートでくるんでトランクに隠し、酒気帯び運転の検問も切り抜けて葬儀場へ向かう。
しかし、監察官はゴンスの車を調査するために葬儀場までやってくる。
さらに、ゴンスが隠した死体が、実は殺人犯であることが判明し、ゴンス自身が課長や同僚たちと自分が跳ねた男を捜さなければならなくなった。
そこへ、ゴンスのスマホに「お前が人殺しをしたことを知っているぞ」とメールが届く。
こういう展開の場合、主人公を脅す〝悪役〟の正体がわかると謎解きの興味が半減する場合が多いが、本作はそこを上手く切り抜け、なぜ悪役がゴンスを追いかけ回すのかわからない、という謎解きの興味でグイグイ引っ張っていく。
監督・脚本を手がけたキム・ソンフンは国内映画賞の監督賞を総ナメにしたそうで、演出のキレも展開のメリハリもさすがの一語。
意外なオチでスパッと終わらせるエンディングもまことに秀逸だったが、それに引き換え日本版は…以下略。
オススメ度A。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑