
2018年、タイのタムルアン洞窟に閉じ込められた少年たち13人が救出された遭難事故は世界中の注目を集め、解決した直後には早くも映画化する計画が持ち上がっていた。
レスキューダイバーのエキスパートが少年をひとりひとり潜らせて脱出させた過程は、当時日本のニュース番組やワイドショーでも詳しく報じられている。
こういう素材をサバイバル映画の傑作『アポロ13』(1995)を撮ったロン・ハワードが監督したのだから、面白くならないわけがない。
洞窟の内部を地図、時間の経過をデジタル表示でわかりやすく示し、ダイバーと少年の姿をクローズアップで見せながら、息詰まるような救出のディテールをリアリティたっぷりに再現している。
少年たちを潜らせる際には麻酔を打って眠らせていたこと、洞窟に溜まった水を排出するために近隣の農民が水田の稲を犠牲にしていたことなど、当時は日本で詳しく報道されておらず、この映画で初めてわかった事実も多い。
欧米人ダイバーばかりが英雄的に描かれていることがちょっと気になったが、ここまでしっかり作られているのだから目をつぶりましょう。
オススメ度A。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑