
大相撲の世界を描いたスポ根ドラマで、フィクション化しにくい題材をなかなか頑張って料理している。
主役の小瀬清=猿桜を演じる元格闘家・一ノ瀬ワタル、ライバル静内役の元力士・飛翔富士廣樹に加え、周囲にも維新力浩司など元力士がズラリ。
猿桜の師匠・猿将親方役のピエール瀧、猿桜を励ます呼出・正喜=清水役の染谷将太もいい味を出している。
さすがに相撲協会から国技館で借りることはできなかったのか、東京ドーム内部の廊下を支度部屋周辺に見立てて撮影しているあたりの工夫と努力も認めていい。
しかし、ここまでやってリアリティーを醸成している半面、いくら何でもこれはあり得ないだろう、とツッコミを入れたくなるディテールも目についた。
とくに、静内の張り手で猿桜の耳が千切れたり、新聞記者(忽那汐里)が理事長(松尾スズキ)の家に押しかけて土下座したりするシーンは、迫力たっぷりに見せようとしているぶん、かえって作り物っぽさが鼻につく。
昭和のスポ根ドラマ『柔道一直線』(1969~1971)を大真面目に観ていた時代なら、こういうのもアリかもしれませんけどね。
と、難癖をつけておいて、続編が配信されたらやっぱり観ちゃうとは思いますが。
オススメ度C。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑