
〈このホラーがすごい!2024年版〉第1位となった背筋による同名原作を、ホラー映画の職人監督として知られる白石晃士が映像化した作品。
オカルト雑誌の編集長(夙川アトム)が特集記事を完成させないまま失踪してしまい、追跡取材を始めた部下の編集者(赤楚衛二)とライターの菅野美穂が様々な怪奇現象に遭遇する。
赤楚と菅野が出版社の地下にある資料室にこもり、編集長が集めた映像資料をチェックする過程が面白い。
昔懐かしいVHSに始まり、DVD、ニコ動、ツイッターを駆使した巧みな手法で不気味な雰囲気を盛り上げ、観ているこちらをワクワクさせる。
スナップ写真の目がほんの少しだけ動いたり、カフェの椅子の下に白い小さな手がのぞいたり、よく観ていないとわからないような怪異の数々がまた、ひょっとしたら現実にもあり得るのではないかと感じさせ、大いに怖がらせてくれる。
このあたりまでは近年出色のホラー映画と言ってもいいのではないか。
問題はクライマックスで明らかになる怪奇現象の正体とラストシーンのオチ。
これに関しては、何だ、落としどころはそこかよ、とツッコミを入れたくなる向きも少なくないでしょうね。
とはいえ、エンディングは残り数分だし、オープニングともうまくつながっているし、僕としてはとりあえず納得しました。
興味のある方は観て損はしませんよ、と言っておきます。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑