
Netflixが契約者を一気に急増させた作品として評判になった大ヒットドラマ。
詐欺師の一種である「地面師」という言葉が一躍流行語にまでなったのも、この作品のおかげかもしれない。
豊川悦司演じる地面師グループの下、交渉役の綾野剛、調査担当の北村一輝、元司法書士のピエール瀧、なりすまし役をスカウトする小池栄子らが、それぞれの特技とコネを駆使して不動産会社から巨額のカネを騙し取る。
騙される不動産会社の山本耕史、警視庁捜査二課の刑事役リリー・フランキーと池田エライザも地面師たちに負けず劣らずの熱演。
こういうドラマはやはり、騙され役が上手くないと盛り上がりませんからね。
真相を知った山本の表情が哀れで絶望的であればあるほど、豊川の冷徹で残忍な微笑が際立つ。
監督はテレビドラマ出身で映画版『モテキ』(2011)、『バクマン』(2015)など、青春コメディーの快作を撮った大根仁。
本作では打って変わって真正面から本格サスペンスに取り組み、メリハリの利いた演出で見応えたっぷりの作品に仕上げている。
しかし、お話が進むにつれ、巨額の地面師詐欺にロマンを見出しているはずの豊川が、次第に詐欺よりも人殺しを楽しんでいるように見えてくる。
面白いことは面白いけど、後味もよろしくないので、手放しでお勧めする気にはなれません。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑