
第1刷:2006年8月10日 第68刷:2026年8月10日
単行本発行:文藝春秋 2000年6月
東野圭吾さんの筆致とアイデアが冴え渡り、全国的人気が盛り上がりつつあった頃の〈ガリレオシリーズ〉第2弾。
初出1998~2000年の作品なので、大学同期生の湯川と草薙は30代後半に達していることになり、しょっちゅう口論するほど鼻息が荒い。
スポーツ記者だった俺も、30代後半の頃にはこういうところがあったのかもなあ。
と、『永遠の記憶』を先に読んだ後では、無意識のうちにそういう感情移入をしてしまいますね。
どんでん返しが鮮やかなのは第一章「夢想る(ゆめみる)」。
「森崎礼美」という令嬢の寝室に忍び込んで母親に猟銃で狙われ、慌てて逃げ出して逮捕された若者が、自分はお嬢さんのほうに来てくれと言われたんだ、と主張する。
やがて、この若者が小学校の卒業文集に、将来結ばれる運命の女性として令嬢の名前「森崎礼美」を書いていることが判明。
まだ知り合う前どころか、令嬢本人が生まれてもいないのに、なぜ若者は彼女の名前を、しかも決して平凡とは言えない名前を知っていたのか。
いくら何でも、このリーインカーネーション(転生輪廻)的なオカルト現象に科学的説明をつけるのは無理があるだろう、と思ったら、さすがガリレオ、やはり東野ミステリ、きっちり得心のいく種明かしをしてくれた。
この疑問を氷解させてくれる心地よさが東野作品の醍醐味でもある。
一方で、よくわからなかったのは第四章「絞殺る(しめる)」。
アーチェリーの弦を2本使って首を絞めるカラクリが活字だけではどうにも呑み込めず、ネットで図解を載せているサイトがないかと探し回ったが見つからなくて、結局よく理解できませんでした。
😁😭😢😳🤔🤓
面白かった😁 感動した😭 泣けた😢 笑った🤣 驚いた😳 癒された😌 怖かった😱 考えさせられた🤔 腹が立った😠 ほっこりした☺️ しんどかった😖 勉強になった🤓 ガッカリした😞