
120分 2024年 アメリカ=フォーカス・フィーチャーズ、イギリス=ブラック・ベア・ピクチャーズ
日本公開:2025年 配給:キノフィルムズ
2025年の劇場公開中、現実にフランシスコ教皇が亡くなり、本当の教皇選挙(コンクラーベ)が行われ、世界中で観客動員数を増やしたという曰く付きの作品。
実際のコンクラーベは大変平和裡に行われたそうだが、この映画では教皇の座をめぐって有力候補の枢機卿たちが権謀術数の限りを尽くし、クライマックスでは「これは戦争だ!」などという聖職者にあるまじき言葉まで飛び交う。
コンクラーベを取り仕切るトマス・ローレンス首席枢機卿(レイフ・ファインズ)は、何度も繰り返される投票の結果を見ながら、次期教皇の有力候補と目されていた枢機卿たちの疑惑を察知。
舞台裏で教皇に相応しい人物が選ばれるよう調査や根回しをしているうち、その見識と行動力に心打たれたアフガニスタン・カブール教区のヴィンセント・ベニテス枢機卿(カルロス・ディエス)に、トマスにこそ教皇になってほしいと打ち明けられる。
エドワード・ベルガー監督は生々しく泥臭い内幕を描きながらも、厳かな雰囲気だけは崩すことなく、重厚感を漂わせてクライマックスへと引っ張っていく。
なるほど、やはり落としどころはそこだったか、と納得した直後、思わぬオチがつく幕切れもお見事でした。
オススメ度A。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑