『search/#サーチ2』(WOWOW)🤗

Missing
111分 2023年 アメリカ ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント PG12

ストーリーのすべてがPC画面の中だけで展開するという斬新な手法が衝撃的だった『search/サーチ』(2019年)から4年後に公開されたパート2。
前作で監督、脚本を手がけたアニーシュ・チャガンティが原案と制作に回り、編集を担当したウィル・メリックとニック・ジョンソンが共同で監督を務めている。

前作ではWindowsからMacへとパソコンの進化と家族の歴史が重ね合わせて描かれたが、たったの4年で様々なアプリやSNSが出現し、スマホやスマートウォッチが開発されている現在の本作は、のっけから画面いっぱいに情報の大洪水となる。
昭和生まれのアナログ世代には見たこともない検索サイトや代行サービスも多く、最初のうちは画面の字幕を目で追うのが精一杯だった。

主人公はデジタル・ネイティヴの女子高生ジューン・アレン(ストーム・リード)。
日頃から母親グレイス(ニア・ロング)の過干渉に耐えかねていて、母親が恋人ケヴィン・リン(ケン・レオン)とコロンビア旅行へ出かけた1週間、自宅に同級生を呼び寄せてどんちゃん騒ぎを繰り広げる。

ところが、母親が帰国する予定の日、言いつけ通り空港へ迎えに行っても母親は現れず、滞在先だったコロンビアのホテルに電話しても行方が知れない。
ここからジューンが様々なアプリやサイトを経由して独自の調査に乗り出すのだが、今時はMac、スマホ、スマートウォッチでこれだけのことができるのかと、驚かされるやらあきれてしまうやら。

一度見て、もう一度細部を見直すと、いちいち細かい伏線が敷かれ、それがことごとく回収されていることがよくわかり、改めて感心してしまいました。
真相が明らかになるクライマックスは少々腰砕けな感もあるが、すべてPC画面で繰り広げられる物語には、このぐらいがちょうど良かったのかもしれませんね。

オススメ度A。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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