プロ野球取材、神宮でも〝規制緩和〟進行中😷🏟⚾️

観衆1万55人とスタンドに賑わいが戻ったきょうの神宮

きのうからマスクの着用が個人の判断に任されることになったけれど、電車の中などではまだまだマスクをつけている人がほとんど。
きょう、ヤクルトーロッテのオープン戦が行われた神宮球場のスタンドも、マスクをつけたまま応援しているお客さんのほうがはるかに多い。

その一方、われわれ報道陣に対しては、徐々に取材規制が緩和されつつあります。
神宮はコロナ禍の最中、とくに厳しい感染対策を敷いており、無観客だった2020年は記者席が使えず、無人のネット裏スタンドからグラウンドを見下ろしているしかなかった(2020年7月1日付Blog記事参照)。

これが何とも虚しくてね、猛暑の夏、そよとも風が吹かない日となると、全身から汗が噴き出し、頭が朦朧として立ち眩みを起こしそうになったほど。
しかも、ヤクルトでは試合後の囲み取材も担当記者限定になってしまい、選手や監督の肉声を聞くこともできない。

それが徐々に緩和され、今年はキャンプから囲み取材を担当以外の記者にも開放。
きょうオープン戦を取材に行ったら、昔のようにネット裏の記者席最前列で試合を観戦し、試合後はグラウンドでのぶら下がりも可能になっている。

ただ、これって、コロナ前は当たり前の状態だったんですよ。
野村克也監督時代はボヤキ節を聞くため、いつも大勢の記者がノムさんの周りに群がり、監督も僕たちの期待に応えようと、面白い話、過激な発言、ためになるウンチクをたくさん提供してくれた。

早くあの日常が戻ってほしいものだと思いつつ観戦した試合は、4-2でヤクルトが逆転勝ち。
試合後は河田外野守備走塁コーチにぶら下がり、きょう外野でスタメン出場した濱田、丸山和、松本友が一軍に残れる可能性、いまだ二軍調整中の塩見が開幕までに一軍に復帰できるかどうか、根掘り葉掘り聞くことができました。

神宮一番の老舗〈欅〉のカルビ丼850円

なお、試合前のランチは、今年初めての神宮取材ということで、この球場一番の老舗〈欅〉のカルビ丼をチョイス。
僕が駆け出しの記者だった30年以上前から厨房にいるオヤジさんも、元気そうに立ち働いていました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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