ハマの番長、クジ引き初出馬あるか⚾️

プレーボール直後、ドラフト1位DeNA・今永、同2位中日・京田の対決

きょうのハマスタ取材、最大の興味の焦点は中日戦より、その試合前に行われたDeNAのスカウト会議だった。
ベイスターズのスカウト一同、及び三浦監督、三原代表、進藤編成部長ら現場と球団の要職にある人たちが勢揃いして、明日のドラフト会議で誰を指名するかを話し合う重要な会議。

会議終了後、リモート取材に応じた三浦監督と進藤編成部長によると、会議は2時間、ビデオ映像を確認した指名候補選手は20~30人、うち上位指名候補は5~6人。
最下位に低迷している今季のチーム状態からすると、獲得したいのは即戦力投手ではないかと思われる。

が、指名選手の最終決定は、明日のドラフト当日、他球団の指名状況や会議の流れを見た上で判断することになるという。
だからか、補強ポイントを聞かれた進藤編成部長は、「全部ですね。ご想像にお任せします」と明言を避けた。

今年は昨年の近大・佐藤輝(阪神)、早大・早川(楽天)のように競合を承知で獲りに行くほどの大物が少ないため、できるだけ事前に情報をもらさず、単独指名で一本釣りを成功させたいという思惑があるようだ。
これはDeNAに限らず、昨年は早くから佐藤輝の1位指名を公表していた阪神・矢野監督も、「今年は最後まで考えます」と具体名を明かしていない。

ただ、投手陣の弱体化が深刻なDeNAとしては、ある程度競合を覚悟の上で評判の高い投手を獲りにいきたいところ。
それが西日本工大の即戦力左腕・隅田知一郎になるのか、それとも高校ナンバーワンと言われる市立和歌山の小園健太か。

なお、クジ引きになった場合は、三原代表の意向により、三浦監督が行うことになっている。
実現したら三浦監督にとっては野球人生初の晴れ舞台で、スタイルは正装、クジを引くのは利き腕の右手と決めているけど、髪型をリーゼントにするかどうかまではわからないそうです。

さて、試合のほうは先発の今永が7回1失点、リリーフしたエスコバーと三嶋がそれぞれ1イニングを無失点に抑え、1-1の同点で迎えた九回、柴田の犠牲フライでサヨナラ勝ち。
ちなみに、サヨナラ勝ちは今季やっと2度目だったそうだから、きょうハマスタに詰めかけたベイスターズファンはさぞかし溜飲を下げたことでしょう。

柴田のヒーローインタビュー

ヒーローとなった柴田がまた、お立ち台で実にいいことを言ってくれた。
「今年はこういう接戦をなかなかものにできていなかった」と前置きした上で、「ここに来ているファンのみなさんも、チームメートも本当に喜んでくれたので、それがすごいうれしかったです」とキッパリ。

来季に向けて、さらにこういう胸のすくようなゲームを積み重ねていってほしいものです。
チームにとってもファンにとっても、まったくの〝消化試合〟なんてないんだから。


スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る