『キングコング:髑髏島の巨神』(WOWOW)😉

Kong: Skull Island
118分 2017年 アメリカ=ワーナー・ブラザース

大きな山をひとまたぎ キングコングがやってくる
怖くなんかないんだよ キングコングは友だちさ♪

という、最近亡くなった小林亜星さん作曲の主題歌で始まるアニメ版『キングコング』(1967年/NET=現テレビ朝日)を覚えている人はいま、どれぐらいいるだろうか。
東映動画(現東映アニメーション)がアメリカのビデオクラフト社と提携して製作したシリーズで、〝正義の味方〟コングが悪漢や怪獣を相手に大暴れする子供向けの作品である。

このアニメはぼくが小学生だった1970年代、何度も繰り返し早朝や夕方に再放送されており、いまでも洗濯物を干している時などに、つい主題歌を口ずさんだりしている。
ぼくにとってのキングコングは、1933年のオリジナル映画版でもなければジョン・ギラーミンによる1976年のリメイク版、及びゴジラシリーズとして製作された1962、67年の東宝版でもなく、何よりもこのアニメ版コングなのですよ。

で、何が言いたいかというと、この2017年版コングは、そのアニメ版に最も近い、いや、いっそアニメ版そのもののキャラクターとして描かれているのだ。
髑髏島で暴れ回る怪鳥や怪物から原住民を守る守護神として君臨し、最初のうちこそ島に飛来したアメリカ空軍の戦闘ヘリをたたき落として敵対するが、最後には米軍有志と協力し合って大トカゲの親分を退治する。

火山も地震も怪獣も キングコングにゃかなわない
戦えキングコング 世界の王者♪

という主題歌の通りの結末。
髑髏島には太平洋戦争の生き残りだった米空軍のパイロットがいて、昔からひいきにしているジョン・C・ライリーが好演しているのがちょっとうれしい。

ところで、何故いまごろキングコングのリブート版が作られたのかと思ったら、これ、制作会社レジェンダリー・ピクチャーズの怪獣を共演させる〈モンスターバース〉シリーズの2作目なのだという。
1作目は渡辺謙が芹沢博士役で出演した2014年の『GODZILLA ゴジラ』…って、劇場公開当時はそんな情報、ちっとも流れてなかったけどなあ。

エンドクレジットのあとにはゴジラの咆哮が轟き、次回作はこの〝アメゴジ〟が復活することを予告。
2019年に”Godzilla: King of Monsters”で華々しく蘇り、20年には”Godzilla vs. Kong”で日米モンスター王者統一決定戦が行われることになっているという。

正直、あんまり期待はできない。
けど、公開されたらやっぱり観に行っちゃうだろうな。

オススメ度B。

旧サイト:2018年01月17日(水)Pick-up記事を再録、修正

ブルーレイ&DVDレンタルお勧め度2021リスト
A=ぜひ!🤗 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだ ったら😑
※再見、及び旧サイトからの再録

62『GODZILLA ゴジラ』(2014年/米)B※
61『見知らぬ乗客』(1951年/米)B
60『断崖』(1941年/米)B
59『間違えられた男』(1956年/米)B
58『下女』(1960年/韓)C
57『事故物件 恐い間取り』(2020年/松竹)C
56『マーウェン』(2019年/米)C
55『かもめ』(2018年/米)B
54『トッツィー』(1982年/米)A※
53『ジュディ 虹の彼方に』(2019年/米)B
52『ザ・ウォーク』(2015年/米)A※
51『マン・オン・ワイヤー』(2008年/米)B※
50『フリーソロ』(2018年/米)A
49『名も無き世界のエンドロール』(2021年/エイベックス・ピクチャーズ)B
48『ばるぼら』(2020年/日、独、英)C
47『武士道無残』(1960年/松竹)※
46『白い巨塔』(1966年/大映)A
45『バンクーバーの朝日』(2014年/東宝)A※
44『ホームランが聞こえた夏』(2011年/韓)B※
43『だれもが愛しいチャンピオン』(2019年/西)B
42『ライド・ライク・ア・ガール』(2019年/豪)B
41『シービスケット』(2003年/米)A※
40『6才のボクが、大人になるまで。』(2014年/米)A※
39『さらば冬のかもめ』(1973年/米)A※
38『30年後の同窓会』(2017年/米)A
37『ランボー ラスト・ブラッド』(2019年/米)C
36『ランボー 最後の戦場』(2008年/米)B
35『バケモノの子』(2015年/東宝)B
34『記憶屋 あなたを忘れない』(2020年/松竹)C
33『水曜日が消えた』(2020年/日活)C
32『永遠の門 ゴッホが見た未来』(2018年/米、英、仏)B
31『ブラック・クランズマン』(2018年/米)A
30『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』(2019年/米)A
29『徳川いれずみ師 責め地獄』(1969年/東映)C
28『残酷・異常・虐待物語 元禄女系図』(1969年/東映)B
27『徳川女系図』(1968年/東映)C
26『狂った野獣』(1976年/東映)A
25『一度死んでみた』(2020年/松竹)B
24『ひとよ』(2019年/日活)C
23『パーフェクト・ワールド』(1993年/米)B
22『泣かないで』(1981年/米)C
21『追憶』(1973年/米)B
20『エベレスト 3D』(2015年/米、英、氷)B※
19『運命を分けたザイル』(2003年/英)A※
18『残された者 北の極地』(2018年/氷)C
17『トンネル 9000メートルの闘い』(2019年/諾)C
16『ザ・ワーズ 盗まれた人生』(2012年/米)A※
15『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』(2019年/仏、比)A
14『ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン6』(2018年/米)C
13『大時計』(1948年/米)B
12『汚名』(1946年/米)B
11『マザーレス・ブルックリン』(2019年/米)B
10『エジソンズ・ゲーム』(2017年/米)C
9『ジョン・ウィック:パラベラム』(2019年/米)C
8『ジョン・ウィック:チャプター2』(2017年/米)B
7『ジョン・ウィック』(2014年/米)C
6『容疑者、ホアキン・フェニックス』(2010年/米)C
5『宇宙戦争』(2005年/米)B
4『宇宙戦争』(1953年/米)B
3『宇宙戦争』(2019年/英)B
2『AI崩壊』(2020年/ワーナー・ブラザース)B
1『男はつらいよ お帰り 寅さん』(2019年/松竹)C

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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