第3回巨人・川相コーチ応援ツアーは悔しい敗戦⚾

試合後、巨人はチーム全員で一塁側スタンドに向かって挨拶(きのうの第1戦終了後)

きのう10日、〈クライマックスシリーズ セ〉ファーストステージ第1戦、巨人-DeNAを観に東京ドームへ足を運んできました。
巨人・川相コーチと親交のあった元慈恵医大教授・故柴孝也先生(一昨年他界)の方々8人と一塁側指定席SSで声援を送ったけれど、結果は1-2で巨人が惜敗。

勝機は何度かあった。
打てないと言われる打線がDeNAの4安打を上回る6安打を打ち、松本、井上、泉口が3度の送りバントを決めて走者を得点圏に進めながら、「あと1本」が出ずに競り負け。

一方、DeNAは初回の牧の先制本塁打、9回の度会の勝ち越し本塁打と、ソロ2発だけで先勝し、ファーストステージ突破に王手をかけた。
そこで、試合後からネットで論議の的となっているのが、犠打を多用した橋上監督代行の采配。

0-1で迎えた1回、先頭・吉川が二塁打を打つと、打率3割台でヒットも期待できる2番・松本剛に送りバント。
この後、3番・泉口の一ゴロの間に吉川が生還し、1-1の同点に追いついた。

さらに、同点のまま迎えた9回には、先頭の松本が二塁打で出塁すると、橋上監督代行はこの試合1安打の泉口に送りバントを命じている。
結果、後続のダルベックが一飛、大城が左飛であえなく敗れてしまったから、泉口に打たせれば、打たせたらと、例によってお馴染みの「たられば」批判が巻き起こった。

しかし、これは結果論に過ぎない。
試合後、川相ディフェンスチーフコーチに詳しく話を聞く機会があり、そうだったのか、なるほどなあ、と思ったけれど、内容を個人ブログで明かすのは控えます。

一夜明けたきょう11日の第2戦は、DeNAがチーム最大の特色〝終盤の馬鹿力〟を発揮。
初回に度会がきのうから〝2打席連続〟となる先頭打者ホームランを放ち、佐野のタイムリーで早くも2点目を挙げ、7回には前日度会に「本能で打て」とアドバイスしていた戸柱が3点目の適時打を打って突き放した。

DeNAにベタ付き取材していた頃から感じていたが、シーズン終盤からポストシーズンで勢いに乗ると、このチームは本当に強い。
流れが相手に傾きかけても、徳俵で踏ん張ってうっちゃる粘り強さを発揮する。

今のジャイアンツには、ベイスターズのような底力がない。
8回、代打で登場したベテラン坂本勇が初球に手を出し、左飛に倒れた姿は、そういう現状の象徴だった。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。2010〜2026年、東京スポーツでコラムや野球記事を連載。 日本文藝家協会会員。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。
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