母の年金、父の契約

日本年金機構からの葉書

今週、日本年金機構から「大切なお知らせ」が4通まとめて届いた。
うち3通が振込の通知で、国民年金の老齢基礎年金、国民厚生年金の遺族厚生年金、老齢年金生活者支援給付金である。

いずれも母親が3月29日に亡くなった後、未支給になっていた年金、給付金を僕が請求していたもので、3つ合わせて数十万円。
トシもトシだし、今後どれだけ稼げるかわからないから、これだけまとまった額を支給されると助かることは助かる。

ただし、僕自身はこの通知葉書を見るまで、年金と給付金を請求していたことをすっかり忘れていた。
母親が亡くなった数日後、何か別の用事があって竹原市役所へ行き、諸手続のついでのつもりで請求の申請を行ったのだ。

一方で、父親宛にも、ソフトウエア会社のDMが竹原の実家から東京の拙宅に転送されてきた。
ウイルスバスターライセンスの有効期限が終了しているので、今すぐ契約更新の手続きを済ませてください、とある。

父が他界して4年も経つのに、なぜ今頃こんなDMが届くのか。
仕方なくソフトウエア会社に連絡しようとしたところ、ホームページに電話番号が記載されておらず、僕自身は契約してもいないのにチャットでアクセスするのも面倒だから、この件はほったらかしにしてある。

来月はお母さんの初盆が控えている。
人が亡くなってから初めて家に戻ってくる日とされているので、ここでもう一度、気を引き締めて臨みたい。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。2010〜2026年、東京スポーツでコラムや野球記事を連載。 日本文藝家協会会員。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。
先頭に戻る