四十九日法要の準備

奥が2月に買ったファントム4 手前が1週間前に買ったアトモス2

3月29日に逝った母の四十九日は5月16日に当たる。
そこで、照蓮寺の住職と相談し、前の週の9日土曜、法要と納骨をすることにした。

場所は照蓮寺の本堂。
ただし、法要に参列できない親戚の中には、その前の大型連休の最中、拙宅にお線香をあげに来られる人もいる。

雨が降らなければいいが、と思う。
母の葬儀を行った4月1日は、午後から雨になった。

焼き場から典礼会館に帰ってきた後、ひとり骨壺を抱えて照蓮寺まで歩いた道のりがひどく遠く感じられた。
実際は1㎞ほどしか離れていないのだが。

竹原の家には僕が履ける防水仕様の靴がないので、天候の長期予報が芳しくないころに帰省する際は、東京で履くゴアテックスのサロモンを持ち帰っていた。
今回は帰京する前、このサロモンを竹原の家に置いておき、東京で雨の日に履くスニーカーを新たに購入することにした。

愛用しているトポアスレティックの防水仕様バージョン、アトモス2である。
9日に石井スポーツで買ったら、翌日にさっそく雨が降って、タイミングのいい買い物になった。

そういう他愛ないことでも、電話で報告したら喜んでくれた母親はもういない。
父親も4年前にこの世を去っている。

きのうは賃貸マンションの大家が香典を持って訪ねてくれ、力になれることがあったら、できることは何でもする、と言ってくれた。
午後から出かけた荻窪の理容院D’s(ディーエス)の店長にも、いつも以上に随分気を遣ってもらった。

正直、両親を失った喪失感はいまだに大きい。
しかし、いつまでも落ち込んでばかりもいられない、とわかってはいる。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。2010〜2026年、東京スポーツでコラムや野球記事を連載。 日本文藝家協会会員。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。
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