
2エピソード 181分 2025年 アメリカ=Netflix 16+
タイトルの「aka」は also known as の頭文字を取った略語で「別名」「またの名を」「~として知られている」という意味。
チャーリー・シーンという名前は俳優の父親マーティン・シーンにちなんだ芸名で、本名はカルロス・アーウィン・エステベスという。
そういう皮肉っぽいタイトルなのは、シーンの出演した『プラトーン』(1986)、『ウォール街』(1987)、『ホット・ショット』(1991)といったヒット作の舞台裏についてのドキュメンタリーではなく、アル中、ヤク中、派手な女性遍歴に数々のDV事件など、私生活のスキャンダルを振り返った作品だからだ。
開き直ったかのように過去の不祥事を得々としゃべるシーンに加えて、元妻のデニス・リチャーズ、ブルック・ミュラー、親友だというショーン・ペン、さらにはシーンにコカインを売っていたホンモノの売人まで登場する。
何度も何度も同じ失敗を繰り返してきたという告白にはウンザリしてしまう感もなくはないが、それでも最後まで観てしまったのはシーンの持つ独特の個性と魅力の為せる業か。
「初体験の相手はプロの女性だった。父さん(マーティン)のカードで払ったら後で問題になったよ」とイケシャーシャーと打ち明けているあたり、シーンだから笑える場面になっている。
ちなみに、父親マーティン、実兄エミリオ・エステベスは本作への出演を拒否したそうだ。
本作はこれから更生を目指すという前向きな終わり方になっているので、続編が作られたらぜひインタビューに応じてほしい。
オススメ度B。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑