巨人、新人合同自主トレ初日⚾️

午後、ダッシュ、ランニングのメニューに取り組む新人たち

毎年恒例、巨人の新人合同自主トレ初日を取材に行ってきました。
新人の取材とは言いながら、実際はこの日一堂に会する巨人首脳陣、チームや球団の関係者、及び旧知のマスコミ関係者の方々に挨拶するのが目的。

昨年秋のキャンプから総合コーチとして現場復帰した川相昌弘さんをはじめ、昔からお世話になっている人たちに「今年もよろしくお願いします」と挨拶して回っているうち、ああ、今年もまた野球のシーズンが始まるんだな、という実感が込み上げてくる。
いや、もちろん、新人の練習ぶりもしっかり見ておきましたよ。

とくに印象に残ったのは、午前中の練習終盤、室内練習場でドラフト1位・浅野翔吾が見せた鋭いスイング。
ブンッ、ブンッと空を切るその音は、他の高卒新人たちとは明らかにモノが違うことを示していた。

昔、長嶋茂雄さんが監督だったころ、松井秀喜にバットを振らせて、目を閉じてその音を聞きながらスイングの出来不出来を判断した、という逸話を思い出しました。
松井さんによると、「これは振れている!」というスイングができたときは、確かに「振れていない」ときとは違う音がするんだそうです。

ランニング終了後にはドラ1・浅野をはじめ、ドラ2・萩尾匡也(慶応大)、ドラ3・田中千晴(国学院大)の3人が並んで囲み取材に対応。
これも毎年思うことだけれど、最近のルーキーはコメント力も実に優れている。

浅野と萩尾のお互いの呼び名、田中が寝る前に聞いている〝BGM〟の話には吹き出してしまった。
その中身はここに書けないので、今夜のネットや明日の新聞記事をチェックしてください。

高卒の浅野はまだじっくりと体づくりに取り組むようですが、大卒の萩尾、田中が目指すは開幕一軍。
彼らが1年目の今シーズンから活躍して、巨人に新しい風を吹かせてくれることを期待しています!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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