練習試合で感じた巨人若手の課題と楽しみ⚾️

先発の直江は初回、立ち上がりからピンチを招いて先制点を献上

きょうの宮崎県地方は昨夜来の雨が朝方まで降り続き、一日無駄になるんじゃないかとヒヤヒヤしました。
が、サンマリンスタジアムに到着した朝10時過ぎにはカラリと晴れ上がり、お昼時の気温も27.0℃まで急上昇。

これが宮崎なんだよな~、と言いたくなる夏日並みの陽気の中、午後1時から巨人-ソフトバンクの練習試合がスタート。
巨人は投打ともに期待の若手を繰り出したけれど、結果は悲喜こもごもと言ったところでしょうか。

まず投手陣では、先発の直江大輔(22歳・4年目)が初回、いきなり先頭打者・周東佑京(26歳・5年目)に中前安打を打たれ、自らの暴投もからみ、正木智也(23歳・1年目)の犠飛であっさり先制点を献上。
二回には佐藤直樹(24歳・3年目)2ランホームランを浴び、2回5安打3失点で降板となった。

直江は2ストライクまで追い込んでから打たれるパターンが多く、カウント球はあっても勝負球がないように見えた。
2番手の赤星優志(23歳・1年目)も三回に正木にソロ、四回には増田珠(23歳・5年目)に2ランを被弾して2回3安打3失点。

エースの菅野智之に往年の力やキレが失われつつあるいま、今年一軍で場数を踏んだ直江や赤星に出てきてほしいところだけどなぁ。
と思いながら見ていたら、3番手の山田龍勢(22歳・1年目)は2回1安打無失点、4番手の石田隼都(19歳・1年目)1回1安打無失点と、とりあえず結果を出した。

3安打した秋吉

打者では4番に入った〝新背番号55〟秋広優人(20歳・2年目)が、五回の追撃のタイムリーを含む3安打1打点と期待に応えたけれど、やっぱり豪快な一発が見たかったね。
今季、一軍で存在感を示した増田陸(22歳・5年目)もソロ本塁打で気を吐いた。

それぞれに課題を抱えていながら、楽しみも感じさせた巨人の若手たち。
明日からまた一所懸命、秋季キャンプの練習に取り組んでください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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