家から一番遠い球場へ行ってきた🏟⚾️

神奈川工科大学野球部のグラウンド

きょうは77回目の広島原爆の日。
早朝から取材に出かけて、8時15分になると、被爆者の御霊よ安らかなれと祈り、移動の車中で黙祷しました。

甲子園で第104回全国高校野球選手権が開幕し、週末のプロ野球も行われていたこの日、僕が向かったのは神奈川県厚木市にある神奈川工科大学野球部のグラウンド。
通称「KAIT(KAnagawa Institute of Technology)スタジアム」で、神奈川大学野球連盟1部リーグの公式戦も行われている立派な球場です(神奈川工大は1部春季リーグ3位)。

ただ、都内新宿区の拙宅を出てからここに辿り着くまでが大変だった。
プロではロッテのZOZOマリンスタジアム(千葉県千葉市美浜区)、西武のベルーナドーム(埼玉県所沢市下山口)が遠い球場の双璧で、アマでは筑波大学(茨城県つくば市天王台)、日本大学(千葉県習志野市新栄)も遠かったけれど、きょうの神奈川工科大学の比ではない。

あらかじめネットの〈excite乗り換え案内〉で経路を確認してはいたものの、いざ実際に足を運んでみると、何度か見込み違いに直面。
まず、朝7時26分、神楽坂駅発の東京メトロに乗り、九段下駅で都営新宿線に乗り換えた矢先、腹部にジワリと差し込みがきた(うぐぐ)。

自宅で出すべきものはしっかり出しておいたはずなのに、仕方なく新宿三丁目駅でいったん途中下車。
トイレで腹をスッキリさせ、7時55分に新宿駅まで来たら、ここで乗り換える小田急線のプラットホームが結構遠い。

それでも8時1分発の快速急行・小田原行きには十分間に合い、座ることもできてホッと一息、と安心していたのも束の間、目的地の本厚木駅まで後10分というところで、腹に2度目の差し込みがきた。
悪いことは重なるもので、8時48分に本厚木駅に到着し、すぐさまトイレに駆け込んだら、個室は満室、しかも待機中が僕の前にひとり(ぎゃー)。

我慢に我慢を重ね、もう一度、今度こそ出すべきものを出し切り(はああ〜っ)、厚木バスセンターへ徒歩で向かったら、ここがまた駅から遠い。
やっと着いたのが9時15分で、発車待ちのバス運転手に乗るべきバスを尋ねると、神奈川工科大学行きの神奈川中央交通バスは10分前に出ており、時刻表を見たら次のバスが来るのは10時となっている。

やれやれ、とさすがに徒労感を覚えていると、くだんの運転手がわざわざバスを降りて僕に歩み寄り、業務用の時刻表を見せてくれ、「本厚木駅北口のバス停から9時35分発のバスに乗ればいいですよ」と教えてくれた。
これはうれしかったですね!

おかげで、神楽坂駅で東京メトロに乗ってから実に2時間半後、やっとこさ9時56分に神奈川工科大学前に到着。
同じバスから降りたお客さんにKAITスタジアムの場所を聞き、「キャンパスに入ったら正面に見えます、私も途中まで行きますよ」と言われて、どうにか取材相手と約束した10時ギリギリにベンチを訪ねることができた。

その後、誰に何を取材したかについては、いずれ仕事で書く機会があるかと思います。
なお、帰りは取材した関係者の方の車で都内まで送っていただき、約1時間半の車中、昔話に話が咲いて、大変楽しいひとときになりました。

ご協力いただいたみなさん、きょうはどうもありがとうございました!
引き続きよろしくお願いします!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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