巨人キャンプ取材最終日、依然感染拡大中⚾️🦠

川相ファーム総監督(左から2人目)が見守る中、二軍の選手がウォーミングアップ

僕の宮崎キャンプ取材もきょうでいったん終了となるので、当初は前日に続いてオリックスに行こうかと考えていました。
というのは、巨人で一番の取材対象、川相ファーム総監督がきょう一時帰京し、ジャイアンツ球場で調整中の三軍を数日間視察する予定になっていたため。

ところが、最近になってファームに新型コロナウイルスの感染者が急増。
松本二軍外野守備走塁コーチ、戸根が隔離された矢先、小笠原二軍打撃コーチも検査の結果、陽性反応が出た。

一方、ジャイアンツ球場の三軍でも、後藤打撃コーチとスタッフ1人の感染が判明。
さらに陽性者が増えることも予想されており、予断を許さぬ事態となったため、巨人も県外への長距離移動は控えるべきだと、予定変更を余儀なくされた。

それならばと、僕もまたひむかスタジアムに足を運び、川相総監督体制で進められているファーム改革について、またじっくり話を伺いました。
いろいろなプランや計画を聞いた中で、川相総監督がポツリともらした「チームを変えるには、まず僕たちが変わらなきゃいけない、ということですよ」という言葉が印象的だった。

今キャンプ一番の入場者の前で主力選手がフリー打撃

サンマリンスタジアム宮崎の一軍では、ポカポカ陽気に恵まれたこともあって、今キャンプ初の名物練習「ランチ特打」が行われた。
きのうまで室内でしか打撃練習をしていなかったベテラン組「S班」の丸、中田、ウィーラーが気持ちよさそうにバットを振っている。

いや、陽射しはあったけれど、冷たい風も吹いていたから、本当に「気持ちよさそう」だったのかどうかはわかりません。
丸はテレビインタビューではっきり、「気持ちよくなかったです」と言っていたしね。

僕は明日帰京し、キャンプ取材は再来週、今度は沖縄から再開する予定。
沖縄入りする直前にはまたPCR検査、沖縄入りした直後もすぐ検査、滞在して3日経ったらまた検査と、少なくとも3回は受検しなきゃいけない。

ある評論家曰く、「俺なんか2週間で5回以上検査を受けるんですよ。
5回も受けたら1回ぐらい陽性になったっておかしくないじゃないですか」

そう言えば、アメリカでは「オミクロン株には全人類が一度は感染するだろう」という専門家の発言が報道されていたな。
かかりたくはないけど、覚悟だけはしておくべきか。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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