ヤクルトの〝代替球場〟東京ドームは結構寒いんです⚾️

試合開始前、つば九郎と一緒にウォーミングアップ

東京ドームではきょうからヤクルト主催のDeNA3連戦が行われている。
本拠地・横浜スタジアムが東京オリンピックの野球会場となった関係で、DeNAがしばらく東京ドームに間借りしていたのはご存知の通りだが、なぜヤクルトもここでホームゲームをやらなければならないのか。

これもすでに一般のファンに知られているように、東京オリンピック&パラリンピック開催期間中、国立競技場のすぐ近くにあるヤクルトの本拠地・神宮球場がバックヤード的施設として使われているため。
五輪前には一部で「神宮が駐車場になる」と報道され、ヤクルトファンからはいまもSNS上で「要は資材置き場じゃないか」という批判も上がっている。

そういう事情はともかく、また猛暑がぶり返している折、涼しい東京ドームで試合が行われるのは、僕のような年寄りのライターにとってはまことにありがたい。
去年の夏、神宮での無観客試合をネット裏2階席の臨時記者席で取材したときは、全身から汗が噴き出して止まらなくなり、立ち眩みを起こしたほどだから。

記者席ではこんな服装してます

ただし、涼しいのも程度問題で、三塁側ネット裏の記者席にじっと座っていると、だんだん寒くなってくる。
東京ドームのエアコンが効き過ぎている、というのは報道陣の間で昔から指摘されているところで、この球場ではウインドブレーカーが欠かせません。

それはアンタが年寄りだからだろう、と言われるかもしれないけれど、僕より若い記者も結構薄手の上着を着用しています。
しかし、たまにチケットを買って試合を見る観客席はなかなか熱気があり、ポロシャツ一枚で十分だから、東京ドームの温度設定が低過ぎるわけでもないらしい。

二回、ヤクルトの先発奥川は155㎞の真っ直ぐでオースティンをライトフライ

試合は両チームの若き先発投手が小気味のいいピッチングを披露して、六回までヤクルト・奥川、DeNA・京山ともに2安打無失点。
こういうゲームは往々にしてミスか一発が明暗を分けるもので、七回にきて奥川が先に一発を食らった。

せっかくここまで最速155㎞の真っ直ぐ主体で押していたのに、2死から宮崎に135㎞カットボールをバックスクリーン左に運ばれた。
と思ったら、続くソトにも143㎞フォークを左翼上段、さらに牧には128㎞スライダーをやはり左翼下段へのホームランにされ、この3連発でノックアウト。

試合は八回にも1点追加したDeNAが4-0で逃げ切りに成功。
7回無失点で2勝目を挙げた京山は、ヒーローインタビューで3連発の感想を聞かれると、「単にすごいなーと思いました」と実に素直な感想をもらし、スタンドをほっこりさせていました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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