広島カープが真剣に心配になってきた⚾️

きょうの試合前メシは〈康華楼〉のフカヒレラーメン990円

今月の〝ひとり中華街&ハマスタツアー〟もきょうで5日目、日曜の明日一日を残すのみ。
さすがに最近は胃もたれ気味なので、ご飯もののセットメニューは回避し、比較的軽そうに見えたフカヒレラーメンを選んだ。

そうしたら、これが見た目の割に結構美味しくて、丼の底が見えるまでスープを飲み干してしまったから、結果として軽い食事ではなくなってしまった。
これだけ毎日中華ばかり食べているのに、まったく飽きさせないのは、さすが中華街ですね。

さて、きょうの試合前、広島カープに大きな動きがありました。
きのう、2回33球で急遽降板したエース大瀬良を登録抹消。

理由は「コンディション不良」としか発表されていないが、それがかえって重症の可能性を示唆している。
単なる張りや違和感で、10日の抹消期間を経たら復帰できるほどの軽症なら、最初から球団やチーム関係者もそう匂わせているはずだから。

大瀬良が意外に〝重症〟ではないかという噂は、実は去年から流れていた。
昨季の夏場、6連敗していたころに対戦した相手チームの某コーチに聞いた情報で、ここに詳しく書くのは控えるけれど、もし事実なら徹底した治療と十分な休養が必要になる。

いまのカープは最も完投を計算できるエースがいなくなった上、ゲームを〆る守護神も不在のまま。
1セーブも取れなかったスコット、2試合連続炎上の菊池保に続き、今季早くも3人目のクローザーに指名された一岡もきのう、抑え登板僅か2試合目にして、DeNAの新4番・佐野に逆転サヨナラ満塁弾を浴びている。

そうした極めて苦しい状況の中、佐々岡監督は大瀬良とベテラン野手の小窪を登録抹消し、中継ぎ投手の中田、3年目の捕手・中村奨を昇格させた。
長らく成長を待たれていた中村奨は、目下ウエスタン・リーグ18試合に出場して打率3割3分9厘の首位打者とあり、プロ初の一軍昇格となったもの。

佐々岡監督はきのうも、今季育成から支配下選手になったばかりの大盛を初めて一軍昇格させ、さっそく代打で使っている(結果は投ゴロ)。
ファームで見込みのありそうな若手を次々に一軍の試合でテストし、将来の戦力になるかどうかを見極め、低迷しているチームの起爆剤にしようとしているのでしょう。

…と言えば聞こえはいいけれど、これは通常のシーズンなら優勝の見込みがなくなった9月以降の起用法に近いことも確か。
そんなカープを尻目に2連勝し、借金を返済して勝率5割に戻したDeNA・ラミレス監督は意気軒高。

「連敗しているときからずっと言っているように、連敗するときがあれば、連勝するときも必ず来る。
明日もしっかり戦います!」

チームが上昇気流に乗っていることを感じさせる力強いコメントでした。
粘りが身上のカープには、せめて3連戦3連敗はしない、というところを見せてほしいものですが。

ベイスターズのチアガール・ディアーナのダンス・パフォーマンス
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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