雨は上がった、ベイスターズも勝った、ノーヒッターはできなかったけど…⚾️

きょうの試合前メシは東光飯店の牛バラ肉そば990円

今朝、東京都内は朝から大変な雨。
でも、A先生としてはハマスタの試合が中止になるなど、ハナから期待しちゃいなかった。

先日、解説の仕事で来ていた某ヤクルトOB曰く「この球場はオレたちの間で横浜ドームと呼ばれてるんだ」。
普通に雨が降っていても、普通に試合をやるのがこの球場なんですよ。

実際、DeNAが打撃練習を行っていた午後3時ごろ、結構な雨が降っていたにもかかわらず、球団関係者は「試合ならやるやる、大丈夫!」。
というわけで、A先生もいつも通り、中華街で腹ごしらえしてスタンバイ。

ちなみに、こんな雨の日、グラウンドキーパーたちが総出でシートをかぶせたりめくったりする光景、僕は昔から結構好きです。
何か、このスポーツならではの詩情が漂っているような気がするんだよね。

試合開始30分前、アンツーカーを覆っていたシートがはがされる
いったん人工芝の上で裏返し
表に溜まった雨水を十分落としたらもう一度表にして畳み直す

無事始まった試合は、DeNAの大貫が予想以上の好投を見せ、なんと六回までノーヒット(2四球1失策)。
きょうはヤクルト打線から山田哲、青木がスタメン落ちしていただけに、球場にもひょっとしたらという期待感が漂った。

七回が始まる前、TBSの中継アナが「大貫は六回まで1本のヒットも許していません」。
そこで解説の新井貴浩さんが「まだそういうことは言わないでおきましょう」と合いの手を入れたのは、新井さんもやっぱり大貫のノーヒットノーラン期待していたからでしょう。

そうしたら、この回2死無走者から西浦がライト前へ初ヒット。
まあ、そんなもんだよな。

しかし、その西浦のヒットが出た直後、そして大貫が次打者のエスコバーを投ゴロに打ち取ったとき、スタンドからは惜しみない拍手が送られた。
こういう状況下で行われた試合で、こういう温かい拍手の音を聞くと、取材していてほっこりしますね。

試合後、ハマスで行われた今季初の〝有観客ヒーローインタビュー〟で、大貫は「お客さんが入っている中で、思い切って腕を振ることができました!」とファンの声援に感謝。
ノーヒットノーランについては「意識してませんでした」と、あえて(?)謙虚に語っていました。

照明を落として行われた大貫、戸柱、佐野のヒーローインタビュー
電光掲示板に大貫(左)、戸柱が映っている
スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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