山伏トレイル&俺の家ツアー

山伏トレイル

 きのう、西伊豆の松崎町で山伏トレイルツアーのエピックライドツアーに参加してきました。
 当地のトレイルを走ったのは2014年1月19~20日、アロハバイクトリップ主催のツアー以来、実に4年と11カ月ぶり。

 昔は毎年のように仲間と誘い合わせて伊豆に出かけ、泊まりがけでアロハ自慢のコース〈ダウントゥオーシャン〉に参加していたものです。
 が、コースの変更やアロハの伊豆からの撤収などにより、ここ4年は足が遠ざかっていた。

 その間、山伏トレイルツアーという新たなファンライドショップが活動を始め、楽しい、面白いという仲間内からの評判を聞いて一念発起。
 プライベートツアーを組もうとタムニィ(画像右端)に持ちかけたら、ハヤセさん(左端)、きっちゃん(右から3人目)が参加してくれました(左から2人目、3人目の方々はたまたま一緒になった別の組)。

 アロハ時代は当日移動で西伊豆に1泊し、ツーデイズのツアーを楽しんでいたけど、今回は前日に下田に泊まり、当日の朝に集合場所の稲梓に移動。
 ここでタムニィ、ハヤセさんと落ち合い、山伏の車にピックアップしてもらって松崎港へ。

山伏トレイル

 この写真は山伏のガイド・今井さん(岡山出身)が撮ってくれたもの。
 午前中の1本目、しかもまだまだ序の口なので、私の表情にも余裕がありますね。

 山伏には初級向けのイージーライド、初・中級向けのファンライド、中・上級者向けのエピックライドと3種類のコースがあって、タムニィがリクエストしたのはエピックライド。
 うーん、おれみたいなヘタレでも最後まで持つかなあ、と心配だったんですが、「大丈夫ですよ」とタムニィに言われたら信頼するしかない。

山伏トレイル

 1本目はどうにかついていき、2本目は切り返しが続いてタイトだったものの、アロハ時代にも走った道だったので、何とかみんなに遅れずにクリア。
 午後からの3本目はこの日のコースのうち、標高550メートルと最も高いところからスタートするロングコース。

 トレイルに入る前、空海が密教の霊場として開いたという古刹・曹洞宗富貴野山宝蔵院を訪ねました。
 180体も並んでいる苔むした石仏群を鑑賞し、私のヘルメットと似たような色の頭巾をかぶっているお地蔵さんと記念写真をパチリ。

 このあと、この日一番ハードなトレイルに突入。
 とりわけ、中盤にダラダラと続く上り、長くはないものの3種類のトラップ付き上りが非常にキツかった!

山伏トレイル

 それだけ苦労した甲斐あって、松崎港を眼下に一望できるこのポイントに来たときはうれしかったねえ。
 きっちゃんにスマホで写真を撮ってもらうと、思わずフィラデルフィア美術館前にあるロッキーの銅像みたいなポーズを取ってしまった(画像)。

 しかし、体力的にはここらへんが限界。
 両手はブレーキを握れず、両足はペダルの上に立つと膝が震え、まったくバイクコントロールができない。

 ハヤセさんやきっちゃんがスイスイと下っていく中、こっちはベタベタと足つきしたり、切り返しでズルリといったりと、体力の衰えとスキルの低さを痛感。
 やっぱり、ふだん通っているH市のループを2周ぐらいして満足しているようではダメですね。

金目鯛

 これはじっくり反省しなきゃいかん!
 ということで、夜は雲見に移動し、4人で金目鯛をつつきながら反省会。

 なお、この民宿〈彩雲 俺の家〉も、タムニィが予約してくれたアロハ時代からの常宿。
 金目の尾頭付き、しゃぶしゃぶは相変わらず絶品でした。

金目鯛

 サイドメニューは金目の煮付け。
 これがまた美味くて、みんなでしゃぶり尽くしてしまった。

俺の家

 今度は宿のご主人・高橋さん(右)と記念写真を1枚。
 私が着ているTシャツは4年前に購入した宿のキャラクターグッズ(?)で、富士山が世界遺産に選ばれたことを記念して作られたもの。

 天気がよければ雲見の港からその富士山の全景を拝むことができるのですが、きょうは曇りがちでまったく見られず。
 今度こそはエピックライドツアーを完全乗車で完走し、富士山を愛でながら祝杯をあげたいものです。

 今回はアロハ時代のツーデイズと違い、きのう限定のワンデイだけで終了。
 おかげで今朝はゆっくりと朝散歩、朝風呂、朝×××を楽しんで帰京しました。

 きのうは3本目でバテバテになったから、その3本目を2日目に回してくれれば、と思わないでもないけどねえ。
 翌日のことを考えなくていいおかげで、たっぷり地酒を楽しむことができたのも確か。

 次回もこのパターンでいくか。
 みなさん、またよろしくお願いします!


スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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