『麗しのサブリナ』(WOWOW)😉

Sabrina
113分 1954年 アメリカ=パラマウント・ピクチャーズ モノクロ

オードリー・ヘプバーンが『ローマの休日』(1953)でアカデミー主演女優賞を受賞した翌年、世界的に大ヒットした古式床しいラブコメ作品。
一大コンツェルンを経営する大富豪の雇われ運転手の一人娘で、大邸宅で一緒に暮らしている大金持ちの兄弟ハンフリー・ボガートとウィリアム・ホールデンがヘプバーンをめぐって恋のバトルを繰り広げる。

3度の離婚歴がありながら女遊びがやまないプレイボーイのホールデンに対し、兄のボギーは仕事一筋で未婚のまま初老の域に入った堅物。
ヘプバーンはホールデンのほうにゾッコンだったが、ホールデンを仕事に専念させたいボギーがヘプバーンに言い寄り、次第にヘプバーンもボギーのほうに惹かれてゆく。

最後にヘプバーンを射止めるのはホールデンかボギーか、名匠ビリー・ワイルダーは面白おかしく見せながらオチへと引っ張っていく。
ただし、どっちも大富豪の跡取り息子で彼ら自身も大金持ちだから、ヘプバーンとしてはどちらを選んでも豊かな結婚生活を保証されており、僕のような貧乏ライターが観ていると、どっちが勝ってもどうでもいいや、と思わないでもない。

なお、ヘプバーンの衣裳を担当したデザイナー、イーディス・ヘッドは本作でモノクロ部門のアカデミー衣裳デザイン賞を受賞している。
そういうファッション的興味から鑑賞すれば、今でも結構新しい発見があるかもしれません。

オススメ度B。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。2010〜2026年、東京スポーツでコラムや野球記事を連載。 日本文藝家協会会員。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。
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