
ここ数年、いや、十数年か、ずっと箪笥の引き出しで眠っていたブライトリングの腕時計を2個、売りに出すことにした。
1個は約25年前に買った10万円ちょっとのオートマチック(自動巻き)、もう1個は20年ほど前に20数万円で購入したクォーツ(電池式)である。
オートマチックは週刊現代に寄稿し始めた2002年頃、自分へのご褒美として買ったもので、10万円以上もする腕時計の買い物は初めてだった。
なぜオートマチックにしたのかというと、ブライトリングはもともとイギリス空軍で使われており、戦場ではいつ電池交換ができるかわからないから自動巻きが採用されている、と聞いて単純にカッコいいなあと思ったから。
ところが、自動巻きは時々竜頭を巻いておかないと次第に遅れ始め、一晩手首から外していたら、いつの間にか止まっていることもある。
これはいささか不便だからと、一般用に発売されたクォーツも買って、しばらくはオートマチックとの併用が続いた。
それから10年以上、どちらもオーバーホールや部品交換を繰り返しながら使っていたが、数年前にクォーツのほうが動かなくなった。
ブライトリングのショップで修理を依頼すると、このタイプはすでに生産が終わっており、治すためには値上がりしたクォーツを買えるぐらい高くつくだろう、という。
そこで、先週土曜17日、近所の買取店2店に持ち込んで査定を頼んだところ、どちらも「ブライトリングなら故障していても買取の対象になります」という返事。
オートマチックもいい値段で売れることがわかり、もうすぐお別れするのならと、久しぶりにネジを巻き、左手首にはめて会食に出かけた。
そうしたら、会食の場で「まだ動くのに売るのはもったいない」と知人に指摘され、たちまち売る気が萎んでしまい、オートマチックはしばらく使うことに方針変更。
よくよく考えたら、いや、考えなくても、手首にはめるならハーウェイのスマートウォッチよりブライトリングの英空軍仕様オートマチックのほうがよっぽどカッコイイ。
この腕時計をはめていると、ライターとして独立したばかりで、張り切っていた日々を思い出す。
はめた人間はトシを取ったけれど、ブライトリングの輝きは買った頃のままだ。
ところで、土曜の夜、会食した知人にもらった北海道土産がきょう19日の午後、見つかった。
18日のブログに書いた通り、会食の帰途、うっかりして西武新宿線の車内に置き忘れた。
翌日の日曜に忘れ物専用チャットで問い合わせても、該当する届出はないという返事。
すっかり諦めていたら、今日午後になってチャットに「お品物が見つかりました!」と連絡アリ。
乗務員さんが発見して田無で届け、しっかり保管しておいてくれたそうです。
西武鉄道さん、ありがとうございました。
