『禁断の魔術』東野圭吾😁😭😢😳🤔🤓

文藝春秋 文春文庫 定価780円=税別
第1刷:2015年6月10日 第26刷:2026年8月10日
単行本発行:文藝春秋 2012年10月

高校時代の物理学クラブの後輩が犯罪に関与していると知った湯川学が、珍しく自ら事件の渦中に飛び込んでいく。
警視庁捜査一課の草薙、内海らを向こうに回したクライマックスの緊迫感はガリレオシリーズでも屈指の名場面だろう。

湯川を精一杯カッコよく描かなければと考えてか、東野さんも事あるごとに、湯川の外見を長身、筋肉質で端整な顔立ちであることを強調している。
一方の草薙は出世するにつれて顔が丸みを帯びたり、ベルトの穴が外へずれたり、年齢相応に太っているという描写が目立つ。

シリーズを通して読み進めると、湯川をはじめ、草薙や内海も年齢相応に人間として成長し、自分たちの仕事に習熟している半面、それぞれの立場で苦悩や葛藤を抱えていることがわかってくる。
それは恐らく、東野圭吾さんが最初から、ガリレオシリーズを単なるエンタメ小説の連作ではなく、時とともに移ろい、変化する人間たちの群像劇にしよう、と考えていたからではないか。

😁😭😢😳🤔🤓

面白かった😁 感動した😭 泣けた😢 笑った🤣 驚いた😳 癒された😌 怖かった😱 考えさせられた🤔 腹が立った😠 ほっこりした☺️ しんどかった😖 勉強になった🤓 ガッカリした😞

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。2010〜2026年、東京スポーツでコラムや野球記事を連載。 日本文藝家協会会員。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。
先頭に戻る