
大宅ノンフィクション賞受賞作『鬼の筆 戦後最大の脚本家・橋本忍の栄光と挫折』(春日太一著、文藝春秋、2023年)を買って目次を見たら、この『幻の湖』に相当なページ数が割かれている。
さては、劇場公開当時は2週間で公開打ち切りとなり、史上空前の大失敗作と言われたが、橋本忍を語る上では欠かせない重要な作品なのか。
と思い、慌ててAmazon Prime Videoで400円でレンタルして鑑賞したら、やっぱりくだらない映画だった。
雄琴のトルコ風呂(今のソープランド)に勤めているヒロイン(南條玲子)が一緒にランニングしている愛犬を殺され、その犯人(光田昌弘)と駆けっこをして刺し殺す、というお話が実に2時間44分、ダラダラと描かれる。
橋本プロダクション作品で、監督、原作、製作はもちろん橋本忍。
東宝創立50周年記念作品だけに、撮影は中尾駿一郎、斎藤孝雄、岸本正広、編集は小川信夫、音楽は芥川也寸志と、日本映画界を代表する巨匠とベテランがズラリと並んでいる。
にもかかわらず、どうしてこんなわけのわからない怪作が出来上がってしまったのか。
『鬼の筆』では60ページに渡って解説されているので、興味のある方はそちらを読むことをお勧めしたいが、この映画自体はとてもお勧めできません。
オススメ度D。
A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨 D=ヒマだったら😑