『メグレと若い女の死』(WOWOW)😉

Maigret
89分 2022年 フランス
日本公開:2023年 配給:アンプラグド

御年76歳(撮影当時は75歳)、すっかり太った名優ジェラール・ドパルデューがジュール・メグレ警視を演じているクラシカルなミステリー映画。
パリ郊外で若い女の惨殺死体が発見され、身元がわかる物を何一つ持ち合わせていない彼女は何者なのか、健康不安を抱えながらコツコツと調査を積み重ねていくメグレの姿が描かれる。

被害者はブランド物のパーティードレスを着ていたが、下着やバッグは安物、靴は履き潰してしまう寸前で、どうやら地方から出てきて孤独な生活を送っていたらしい。
やがて、被害者がそのドレスを買った洋品店の女主人の証言から、彼女がルームメートと住んでいたアパートが明らかになり、ルイーズ(クララ・アントゥン)という名前だったことがわかる。

メグレがそのルームメート、ジャニーヌ(メラニー・ベルニエ)を探し出すと、彼女は大金持ちの御曹司ローレント(ピエール・モレ)と婚約中で、被害者の女性とはしばらく連絡が途絶えていると主張。
同じように地方からパリに出てきて、一時は一緒に暮らしながら、20歳前で何者かに殺されてしまったルイーズに引き換え、ジャニーヌはローレントと結婚して明るい未来をつかもうとしている矢先だった。

ルイーズとジャニーヌ、ローレントのカップルの間に何らかのトラブルがあったことはオープニングでほのめかされているので、後半はメグレがいかにして彼らがひた隠しにしている真相を暴いて見せるかが興味の焦点。
ポーカーフェースのメグレが計略を巡らすクライマックスの趣向はウィットに富んでいて、ピーター・フォークの刑事コロンボを思い出しました。

オススメ度B。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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