『反則王』(WOWOW)🤨

반칙왕/The Foul King
112分 2000年 韓国
日本公開:2001年 配給:ギャガ・コミュニケーションズ

当時33歳と若き日のソン・ガンホが悪役の覆面プロレスラーを熱演している2000年の珍作。
いかにも昔の韓国映画らしく、全体的にゆったりまったり、リズムにもパンチにも乏しい映画なのだが、韓国では公開1週目で観客動員数1位を記録したという。

ガンホ演じる主人公イム・デホは成績最低、遅刻の常習犯で、上司に怒られてばかりいるヘボ銀行員。
副支店長(イ・ヨンチャン)にトイレでヘッドロックをかけられて外すことができず、返し技を教えてもらおうとプロレスジムの門を叩く。

このジムのチャン館長(チャン・ハンソン)が現役時代、ウルトラタイガーマスクという覆面レスラーだった、という設定が、昭和のプロレスファンだった僕と同世代の人には結構笑えるだろうね。
イムがお笑い専門の悪役レスラーに仕立て上げられるくだりでは、凶器のフォークを渡されて「永源遙やアブドーラ・ザ・ブッチャーが使ってましたね」と言ったりするのが面白い。

実は、このフォークは木製で、銀メッキを塗ってそれらしく見せているだけ。
イムが凶器と本物のフォークを間違え、先輩レスラーの額に突き立ててしまう場面もあるが、これはあまりにもお約束過ぎて笑えませんでしたね。

クライマックスではイムがチャン館長の覆面を受け継ぎ、スター選手ユ・ビホ(キム・スロ)と対戦。
アクロバチックな技は当然スタンドインの仕事だろうが、派手な場外乱闘を繰り広げるガンホの熱演のおかげで、とりあえず最後まで退屈はさせません。

オススメ度C。

A=ぜひ!🤗😱 B=よかったら😉 C=気になったら🤨  D=ヒマだったら😑

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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