モールトン散歩とミキスト試乗

新荒川大橋野球場

きのうはプロ野球のゲーム取材を休み、アレックス・モールトンで荒川河川敷をトロトロと走ってきました。
皇居周辺を中心に都内を流した5月2日以来、1カ月5日ぶりのポタリング。

前回は20㎞もいかなかったから、今回はもうちょっと長い距離を漕ぎたかった。
そこで、4月に拙宅までモールトンのパンク出張修理に来てもらった輪友タムニィの〈戸田橋cycleworks〉を折り返し地点に設定。

彼のショップを訪ねたのも久々で、オーバーホールのためにヒロセ・ランドナーを預けに行った3月16日以来、2カ月22日ぶり。
開店当初に比べると陳列してある商品も増え、オールドパーツやクラシカルなフレームがかかっていたり、1940年代のツール・ド・フランスの写真が飾られていたり、A先生のようなにわかサイクリストにもタムニィならではのセンスと造詣の深さが感じられるようになっている。

その半面、店先ではママチャリのタイヤ空気入れ無料サービスもやってるんだから、商売の間口が実に広い。
実際、3月も今回も、あれこれダベっている最中、近所にお住まいと思しき女性がやってくると、タムニィはすぐさま親切に対応していました。

プジョーのミキスト(昔のフランスならではの凝ったラグのデザインに注目!)

そうした中、初めて目についたのが、ガレージ外のバイクラックにかかっていたプジョーのミキスト。
タムニィが昔購入した1970年代モノだそうで、フレームのシルエット、ラグのデザインが実に独特で、僕自身はこんな自転車を見たのは初めてでした。

サドル下のバネ、泥除け下に貼られたフランスの防犯登録のデザインも目を引く
せっかくだから試乗させてもらいました

タムニィに勧められて試乗してみると、柔らかな乗り味、皮革サドルの座り心地が素晴らしい。
最近、帰省した際にはパナソニックの電動機付き自転車に乗ってるんだけど、こういうレトロな雰囲気のミキストが1台ほしいなあ、と思ってしまった。

ちなみに、ミキストはスカートをはいた女性でも乗れることをコンセプトにしている自転車。
だからトップチューブが後ろ下がりになっていて、足を大きく上げなくても乗り降りできるようになっているのだと、タムニィが教えてくれました。

う〜ん、自転車は奥が深いね。
60歳を過ぎて、また新しいタイプとの出会いがあるとは思わなかった。

なお、この日お店を訪ねた実際的な目的は、パッチを張ってもらったシュワルベのチューブを受け取ること。
これをモールトンのリヤバッグに入れて帰路に就き、荒川河川敷を江北橋まで走ったところで、また驚くべき光景に出くわした。

豊島五丁目グリーンスポーツ広場(今年9月開業予定)

ここにラグビー場、サッカー場、少年野球場を兼ねる多目的グラウンドと陸上競技用400mトラックが作られていたのです。
東京都北区が経営する施設で、名称は〈豊島五丁目グリーンスポーツ広場〉。

今年9月に開業する予定になっており、北区のホームページには利用料金などの詳細な案内が告知されている。
2019年10月の台風19号により、野球場、サッカー場、ゴルフ場などが甚大な被害を被った荒川河川敷も、こんなに立派なスポーツ施設ができるほど復興してきた。

この日の走行距離は37.37㎞。
足で歩くよりは体力を使い、走るよりは遠くへ行けて、心も体もリフレッシュできる自転車はやっぱりいいなあ、と改めて感じた一日でした。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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