お好み焼きだけじゃない?竹原グルメ🐟🥩🍜

僕は竹原へ帰省した際、昼はともかく、夜に外食をしたことは滅多にない。
実家に滞在できるのはせいぜい4〜5日なので、お盆も年末年始も両親と僕の家族3人、水入らずの晩餐を楽しむのがお決まりのパターンだったから。

8年前、近所の観光ホテル〈大広苑〉で父親や親戚と食事をしたときは、いつも手料理を振る舞ってくれる母親が体調を崩して入院中だった。
今年5月には父親の発案で家族3人で温泉宿〈賀茂川荘〉に泊まったが、その父親が9月に亡くなり、これが家族みんなで出かけた最後の旅行、最後の外食となった。

というわけで、一昨日(16日)、今榮敏彦・竹原市長との面談を終えた後、竹原市内の飲食店で外食をしたのは、ほとんど初めての経験でした。
ご案内いただいた竹原市総務企画部企画政策課・大川真功さんは、今榮市長と同じ竹原生まれの竹原育ち。

しかも僕などと違い、竹原に根を張って生活しているだけに、非常に美味、かつ由緒正しい〝竹原の味〟を堪能することができました。
まず連れて行っていただいたのが、竹原駅のほど近くにある小料理屋〈道草〉。

〈道草〉のメニュー表

僕のような昭和世代の飲兵衛は、この黒板を見ただけで右から順に注文したくなる。
が、竹原生まれでも一見の身としてはそこをグッと堪え、大川さんお勧めの料理をじっくりと賞味することに。

地元でとれたアコウの刺身はコリコリとした歯応えに肉感たっぷり
ジューシーな味わい、程よい食感のナマコ
思わずおかわりしたくなったホクホクのアナゴ天
肉厚のカキフライ、カボチャのサラダ、柿の付け合わせが絶妙
お酒はやっぱり龍勢

〈道草〉で竹原の海の幸をたっぷり楽しんだら、大川さんのご案内でラーメン屋〈誠家〉へ移動。
店構えはちっともラーメン屋らしくなく、パッと見は〈道草〉と同じ小料理屋のようだけれど、ここには肉系、中華系のおつまみがそろっています。

大川さんイチ押しのイチボのステーキ、美味かった!

この店一番の売り物はもちろんラーメンなのですが、この日は昼にラーメンを食べていた上、もうお腹いっぱい。
でも、他のお客さんが食べていた〆のラーメンが実に美味しそうだったので、きょう(18日)のお昼、改めてラーメンだけ食べに行ってきました。

大川さんお勧めの誠らぁーめん(白)もあっという間に完食!
お昼のメニュー

らぁーめんは確かにうまかったけど、隣のお客さんが注文しているつけ麺にも大いにそそられました。
父親がいなくなって寂しい思いをしていた中、食の楽しみが増えたのは有り難い限りですね。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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