ジャパンカップ・サイクルロードレース初取材🚴‍♂️

朝8時前、出店は大賑わい、沿道のベストポジションは超満員

今朝は同業者ともども、大会関係者の宿泊者が多いホテルニューイタヤ(ジャパンカップのスポンサーでもある)前に集合し、7時ちょうどに関東バスのメディア用シャトルバスで宇都宮森林公園へ。
きょう行われるサイクルロードレースのスタート/フィニッシュ地点が近づくにつれ、早くもロードバイクでレース会場に向かったり、沿道で場所取りをしたりしている熱心なファンの姿が目につく。

そうしたファンが老若男女、カップル、家族、友人同士のグループを問わず、サイクルジャージを着ている人が実に多いのが自転車ロードレースならでは。
レプリカなら野球やサッカーのファンも着てるけど、こっちは実用を兼ねたホンモノだもんね。

左がシャケ、右がコンブ

メディア用のスペースに入ると、無料のおにぎりが用意されていたことに、年甲斐もなくちょっぴり感激。
このほかにも、水のペットボトル、コーヒー、お茶、お菓子などを地元のボランティアさんが提供してくれます。

チーム&選手紹介のトリはEFエデュケーション・イージーポスト(アメリカ)
左端のMCが今中大介氏、右端:中根英登、右から3人目:岡篤志

スタート前には参加17チームがスタート/フィニッシュ地点のすぐ近くに設営されたステージに登壇し、チームと選手の紹介が行われる。
インタビュアー兼盛り上げ役は、近代ツール・ド・フランスに初出場したレジェンド今中大介さん。

スタート5分前!

これはスタート5分前の映像。
撮っているとき、ちょっと緊張しました。

僕はこういうロードレースの本格的な取材は今回が初めてなので、何かと勝手のわからないことが多い。
事故の元になってもいけないと思い、きのうのクリテリウムではまったくコースに入らず、終始沿道の柵の外からレースを見守っていたんですけどね。

きょうもそうしていたら、お世話になっているチーム関係者が「赤坂さん、中に入らないんですか?」
「入ってもいいんですか?」と聞き返したら、「大丈夫ですよ!」と言われて、恐る恐る撮ったのが上の画像。

スタート!

スタート直後の映像もこの位置から撮ることができました。
その後、かねて編集さんに勧められていたプレスカーに乗せてもらい、1周10.3㎞のコースを視察。

沿道には大勢のファンが

2周目からプレスカーに乗ったんだけれど、このときは集団のペースが早いため、車中から選手たちの姿を見ることができず。
それでも、怪獣のかぶりものやら、「なんかちょーだい」というボードやら、やたらとテンションの高いファンのパフォーマンスが盛り沢山で、大いに楽しませてもらいました。

しかし、後半の下りは結構怖かった。
こういうところを最小限のブレーキングで下っていくプロロードレーサーはやっぱりすごい。

ちなみに、プレスカーのドライバーは元競輪選手で、まだ現役だった1990年からこの仕事をしているという。
3台あるプレスカーすべてのドライバーが、やはり現役を含む競輪選手出身者だそうだ。

競輪とロードレースでは種目が違うとはいえ、同じ自転車競技だから選手の動きを読みながら運転できる、というのが、彼らが重宝されている理由。
以前は車の運転だけでは物足りず、競輪引退後にロードレース転向を目指したお仲間もいたそうだが、「下りがおっかなくて、ブレーキばっかかけてるから、かえって危ないぞって周りに言われて、すぐにやめちゃった」そうである。

古賀志林道の山頂越えは動画で撮影

プレスカーには何度も乗れるので、2回目はこのコースの名物、古賀志林道の山頂で下車。
ここはファンにとってもメディアにとっても最高の観戦ポイントであり、沿道には見物客、カメラマン、彼らを整備するボランティアの人たちでごった返している。

よく事故が起こらないなあ、と思っているところへ次から次に選手がやってきて、この迫力がまた圧巻。
このあたりの動画はTwitterFacebookでご覧ください。

プレスルーム最前列からの眺め

レース終盤はプレスルームに戻り、YouTubeのライヴ映像を見ながら、最前列で生観戦していました。
でも、きょうはとにかくスピードも展開も速くて、目がついていかなかった、というのが正直なところ。

しかし、目当ての選手からはしっかりコメントを取れて、初心者ながらにロードレース取材の面白さを実感。
この成果は近々、某メディアで御一読いただきたいと思います。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る