石井琢朗コーチ、きょうから復帰、ベンチ入りはもう少し先😓⚾️

さっそく森敬斗を指導する石井コーチ

6月22日付Blogでも紹介したDeNAの石井琢朗野手総合コーチのスマイル画像をTwitterにアップしたら、たちまち「いいね」が2000、RTが250を超えた。
ちなみに、これは同日6勝目を挙げた“令和の完全男”佐々木朗希のロッテ球団公式動画ツイートをちょっとだけしのぐ数字(24日21時時点)。

ベイスターズファンはやっぱり、石井コーチの復帰を心待ちにしていたんだなあ。
1998年のベイスターズ優勝と日本一に貢献したレジェンドならではの根強い人気を実感しました。

ご存知のように、石井コーチは移動日の今月6日、遠征先の北海道で体調不良を訴え、札幌市内の病院で左小脳梗塞と診断されて入院。
幸いにも大事には至らず、14日に退院、21日からチームに再合流し、医師の了解を得てきょうから選手への指導再開となった。

今週末はちょうど本拠地ハマスタで、石井コーチの“第2の古巣”でもある広島カープとの3連戦ですが、まだ大事を取ってベンチ入りはせず。
しばらくは血圧が上がり過ぎないよう用心しなければならないからだそうで、石井ファンのみなさんは辛抱強くお待ちください。

打撃ケージの後ろから練習を視察

さて、試合はDeNAが今永、カープが大瀬良というエース対決。
前のカードはDeNAが巨人に2勝1敗、カープが阪神に2勝1分けと勝ち越し、どちらも勢いに乗っているだけに好ゲームが期待された。

が、こういうときはえてして一方的な展開になるもので、カープ打線が初回の立ち上がりから今永を打ち込み、四回までに5点をリードして、早くも勝負あった。
カープはDeNAの2番手・入江、3番手三上からも1点ずつを加え、大量7点の援護をもらった大瀬良は今季2度目の無四球完封で6勝目。

その大瀬良はヒーローインタビューで「(最近)情けないピッチングが続いていて、きょうはいいピッチングがしたかったので、勝てて良かったです」とニッコリ。
続けて、「(きのうまで)延長戦が続いたりして、きょうも移動日でみんな疲れてるんで、最後まで投げられて良かったです」とチームメートを気遣っていたところがまたエースらしい。

一方、三浦監督はテレビインタビューで「(大瀬良に)バッティングをさせてもらえなかった」と敗戦の弁。
エースの今永には「きょうは変化球でカウントが取れなかったところが…」と課題を指摘していました。

カープファンには安心して見ていられる試合だったけど、ベイスターズファンには持って帰れるお土産が何もなかったのがちょっと寂しい。
テレビで見ていただろう石井琢朗コーチの血圧も上がった、かな?

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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