点の取り合い、というより取られ合い⚾️🍺

プレーボール直前、スタジアムMCにコールされてグラウンドに散る巨人の選手たち

緊急事態宣言が解除されてから最初のゲーム取材はきょう、東京ドームで行われた巨人-DeNA戦。
週末の真夏日のデーゲーム、生ビールを美味しくいただくには格好の日和とあって、スタンドに詰めかけたお客さんもそこそこ沸いていたように思います。

プレーボールの直前には愛読者の方に声をかけられ、18年前に出た拙著『ジャイアンツ愛 原辰徳の光と闇』(講談社)にサイン。
いくつになってもこういう熱心なファンに会うとうれしいものです。

柄にもなく、きょうは熱いドラマを見たいものだと、いつもよりほんの少しだけ試合に対して前のめりになったりしてね。
しかし、正直なところ、試合内容はいまひとつピリッとしなかった。

原因は両チームの投手陣で、DeNAの先発・京山が一、二回で2点を失うと、巨人の先発・畠も三回に2点を取られ、あっさり同点に追いつかれてしまう。
3回2失点ならまだ我慢してもいいはずだが、原監督は畠の投球にカチンときたのか、直後の三回裏、先頭の畠にすぐさま代打・北村を送った。

この北村のヒットを皮切りに巨人が安打を連ね、坂本の通算400二塁打などで2点を勝ち越し。
すると、ここで今度は三浦監督がキレちゃったのかな。

巨人・坂本は通算400二塁打を達成

京山はこの三回途中、2回3分の1で降板となり、代わった櫻井が亀井の二ゴロの間に1点を取られ、これで巨人が4-2と2点をリード。
ところが、四回に登板した田中豊がいきなり四球と二塁打で無死一、二塁とされ、原監督が慌てて送った高木もまた打たれて2点を失い、4-4とまた同点に。

さて、次に勝ち越し点を取るのはどっちかと思ったら、DeNA櫻井が連続四球と暴投で無死一・三塁のピンチを招き、坂本の犠牲フライで巨人が勝ち越した。
こりゃ点の取り合いというより、取られ合いですよ。

この試合、両チームが注ぎ込んだ投手は勝った巨人が7人、負けたDeNAが5人。
これだけ取っ替え引っ替えされた投手の中で、安打も失点も許さずビシッと抑えたのは、九回に出てきた巨人のビエイラぐらい(DeNAの櫻井、三上もそれなりに頑張ってはいたけれど)。

きょうの観衆は16,285人。
せっかく客足が戻ってきて、スタンドでお酒も飲めるようになったんだから、もっと締まった好ゲームを見せてほしいなあ、と感じたのは私だけでしょうか。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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