WEDGE Infinity『赤坂英一の野球丸』190

佐々岡真司監督(53)就任1年目の広島は5位に沈み、2年連続Bクラスに終わった。
1990年代終盤から2010年代序盤まで続いた〝暗黒時代〟を思わせる雰囲気の中、球団は来季に向けて首脳陣人事を進めている。

この一見地味な指導者の入れ替えが、カープの将来に大きな影響をもたらしそうだ。
まず、実に30年近くに渡り、裏方や指導者としてファームを牽引してきた水本勝己二軍監督(52)が今季限りで辞任。

来季はオリックスに移籍し、一軍で作戦を担当するヘッド格のコーチに就任する。
私もよく取材させてもらったこの〝縁の下の力持ち〟の流出は、大変大きな穴となるだろう。

一方で、一軍には心強い人物が参謀として復帰する。
外野守備走塁コーチ兼三塁コーチとして、2016、17年の2連覇に貢献した河田雄祐(52)だ。

18年から今年までコーチを務めたヤクルトを退団し、ヘッドコーチ格で3年ぶりに古巣に戻ることになった。
果たして、このプラスマイナスは…?

この続きはコチラからアクセスしてお読みください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る