1998年以来25年ぶりのベイスターズ優勝、ホントにあるか?🏟️⚾️

新緑が目に染みるハマスタの正面玄関

DeNA-広島戦が行われた横浜スタジアムはきょうも超満員で完売札止め。
バウアーが初登板した前日のハマスタ史上最高記録3万3202人に次ぐ3万3143人を記録しました。

そのバウアーはハマスタ独特の盛り上がりについて、「メジャーでこんな雰囲気になるのはポストシーズンで優勝を争う特別な試合ぐらい。いや、それ以上かもしれない」と感嘆。
カープ線の場合、以前は赤いユニフォームを着たお客さんと分け合っていたスタンドの色も、最近はベイスターズの青い色がかなり多くなっている。

快調に首位を走っていることから、今年こそ1998年以来25年ぶりにリーグ優勝するのでは、と期待する声も聞かれる。
当時、現役選手だった三浦監督以下首脳陣もある程度は手応えを感じているらしい。

4月26日のヤクルト戦に5-2で快勝した試合後、三浦監督自ら「98年」の言葉を出して選手を称賛。
現在は「先発投手がお互いに刺激を与えながら好循環でつながって」おり、三浦監督自身、斎藤隆チーフ投手コーチ、野村弘樹氏が先発ローテを担っていた「98年もそんな感じでした」というのだ。

翌27日の同カードは4点リードを引っ繰り返し、延長十回の末に関根のタイムリーでサヨナラ勝ち。
大変劇的な勝ち方に、1998年7月5日、やはりハマスタで7点差から大逆転勝ちした巨人戦を思い出した。

あのときは権藤監督が試合後、感に堪えないように「まるでもののけに取り憑かれたようだ」と吐露。
当時の話を三浦監督に振ったら、「ありましたねえ。そのコメントも覚えてますよ」とまんざらでもなさそうだった。

しかし、一昨年は最下位、昨年は2位と涙を呑んでいる三浦監督は「(そういう話をするのは)まだ早いですけどね」と付け加えることも忘れていない。
とはいえ、宮﨑のサヨナラホームランで大盛り上がりとなったきょうのようなゲームを見せられると、ファンとしてはどうしても98年の再現を期待したくなる。

ところが、そうした中、「今年のベイスターズと98年のベイスターズは違う」という25年前の主力選手だったコーチがいまして…。
この続きはいずれ仕事で書きます。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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