【きょう14日アップ&発売!】東スポWEB&東京スポーツ『赤ペン!!』448

今年から広島の球団アドバイザーに就任した黒田博樹氏が、日南キャンプのブルペンで連日熱心に投手たちを指導している。
そうした中、若手や新人に対して、繰り返し投げかけているのがこういう質問。

「カウントが2ボールになったら何を投げる?」

カウントは全12種類あり、投手にとって有利カウントと不利カウントに分けられる、とは故・野村克也氏の持論。
とくに2ボールは、「投手の負けも同然」と断言していた不利カウントだ。

しかし、だからこそ、2ボールからいかにして打者を抑えるかが、投手がプロで生き残れるかどうかの分かれ目になる。
そこで黒田氏は「困ったとき、例えば2ボールのときに投げる球種の優先順位」を若手に聞いたのだ。

初日から黒田氏にそう聞かれて、「勉強になりました」と言っていた新人がいる。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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