神楽坂のお正月

今朝の毘沙門天

今年のお正月はコロナ禍で帰省を見合わせた2021年の正月以来、2年ぶりに東京の自宅で迎えました。
昨年9月に父親が他界し、もう実家で家族3人が顔を合わせることは叶わなくなったのに加えて、僕の仕事の都合などもあり、この年末年始は大晦日と三が日ぐらいしか実家に滞在できない。

そこで母親と話し合い、1週間ぐらいゆっくりできる1月後半に帰省したほうがいいだろう、ということになった。
現在はコロナ禍による行動制限が大幅に緩和されているため、帰省やUターンで大変なラッシュに見舞われるのは確実だろうし、そのぶん感染リスクが高まるという懸念もあって。

というわけで、元日の朝はいつもと同様、体操と朝散歩。
帰宅してから、昨年中に買っておいたおせち、自家製の雑煮を食べながら、チビチビとお屠蘇をいただきました。

藤井酒造の宝寿、特別純米無濾過生原酒・初しぼり
一升瓶の裏には「新聞紙を剥がさないように」という注意書きが

この宝寿は、龍勢で有名な藤井酒造のお酒。
昔は二級酒しかなかったけれど、これがスッキリした味わいで実に美味しく、祖父は毎晩のように愛飲していた、と亡くなった父親に聞いたことがある。

今では龍勢とともに宝寿もブランド化したらしく、こういう特別純米無濾過生原酒が作られるようになった。
ちなみに、父親が育った祖父母の家は藤井酒造の目と鼻の先にあったそうです。

近所のマルエツのおせち10770円(税込)

三が日のおつまみ用に買ったのは江戸川橋のスーパー・マルエツのおせち(2〜3人分)。
他のスーパーや出版社や新聞社もネットでおせちを注文販売していましたが、これは結構リーズナブルで美味しかったなー(まだ全部食べたわけじゃないけどね)。

朝、昼とこのおせちをつまみながら、TBS『ニューイヤー駅伝』(全日本実業団駅伝)のテレビ中継を観戦。
中電工が初めて8位に入賞し、シード権を獲得した一方、父親が定年まで勤めた中国電力は17位と、古豪復活には道なお険し、というところでしょうか。

その後、散歩に出てみると、神楽坂の初詣の名所はどこも結構な賑わい。
僕は喪中なので参拝するわけにはいかず、心の中で手を合わせ、黙礼しました。

筑土八幡神社には参拝客が続々と
赤城神社の前は大行列
掲示板の絵馬も復活しました

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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