【きょう29日発売】東京スポーツ『赤ペン!!』389

2014年、ロンドンのアビイロードにて、ビートルズのアルバム『アビイロード』のジャケ写の真似
左のカップル、右の家族連れも同じ写真を撮ろうと順番待ちをしています

プロ野球が開幕してから一発目の『赤ペン‼︎』、あれこれネタとテーマを考えたけれど、結局巨人ものでいくことにしました。
というのも、開幕3戦目に初登板初先発し、なかなかの好投を見せた巨人のドラフト3位新人・赤星優志(日大)に私と同世代の〝桑田ファン〟からも注目が集まっているため。

一番の理由は、赤星が投げているカーブにある。
これ、キャンプで桑田投手チーフコーチ自ら赤星に教え込み、伝授してきた〝伝家の宝刀〟なのです。

桑田コーチはキャンプでキャッチボールの相手に赤星を指名。
現役時代の持ち球だったカーブを受けさせ、いかに有効な武器になるかを説いていた。

赤星はもともとカーブが得意ではなく、「大学ではあまり投げていなかった」という。
が、桑田コーチに説得されて習得に励み、どうにか使えるようになったのが、20日のオープン戦最終登板。

このとき、楽天の主砲・浅村を空振り三振に仕留めたカーブは素晴らしかった。
しかし、その1週間後、満を辞して臨んだ開幕3戦目のプロ初登板では、中日・阿部にそのカーブを狙い打たれている。

やはり、レジェンドコーチの〝桑田カーブ〟を本当に習得するにはまだまだ時間がかかるのか。
この続きはきょうの東スポ、大スポ、中京スポ、明日朝の九スポ(掲載日は変更あり)で御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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