【きょう2日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』355

Yahoo!ニュースでもコメントしましたが、日本ハムの新庄監督、意外に長期政権になる可能性もありそうです。
栗山前監督のように10年までとはいかなくとも、半分の5年くらいは十分務まるんじゃないか。

新庄監督はそれだけ、クレバーでスマートな頭脳の持ち主だと思うから。
例えば、一連のコメントやパフォーマンス、一見派手で突飛なようでいて、実はしっかり先輩監督の言動などをリサーチした上、球団サイドに根回しをしてから行っている。

最近も4日にTwitterで「(来季)ファンが選ぶスタメン試合を検討しています」というアイデアを披露。
いかにも新庄らしいと感じた人も多いだろうが、実はこれ、元日本ハム監督・梨田昌孝氏が近鉄監督就任1年目の00年4月4日、本拠地大阪ドーム開幕戦のダイエー戦で実現させた前例がある。

梨田氏はさらに、優勝したら前代未聞の、あるパフォーマンスをして見せると予告。
その00年は最下位に終わったものの、翌01年は見事に優勝して公約を果たした、という出来事も、新庄監督ならきっちりチェックしているはず。

そういう計算づくのパフォーマンスがなぜ長期政権につながるのか?
詳しくはきょうの東スポ、大スポ、中京スポ、明日朝の九スポで御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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