野球取材がない日の家事🧹、事故🚇、Zoom💻、実家への電話📞🦠

きょうの散髪の前のお昼ご飯、荻窪〈ごはん屋〉のサバの塩焼き定食840円

今週末はプロ野球の試合が東京ドームの巨人-阪神、神宮のヤクルト-中日、ハマスタのDeNA-広島、メットライフドームの西武-ロッテと、4試合が関東に集中している。
が、先週末から巨人-ヤクルト2連戦、DeNA -ヤクルト3連戦と取材してきて、なおきょうもまた球場に足を運んでいたら、さすがに身体がもたない。

斯界の大先達、故・永谷脩さんはいつも球場にいたような印象があるが、それでも生前に「いつ休んでるんですか」と尋ねたら、「週に一日はまったく野球を見ない日を作ってるよ」と仰っていた。
そうは言っても、例えば優勝争いの大詰めから日本シリーズが行われる時期になると、とても休んでいる暇などなかったはずだから、本当だったかどうかはわからないが。

僕もワーカホリック気味のところがあるから、正直なところ、球場に行くべきかどうか、少々迷ったんですけどね。
と逡巡しつつ、午前中はまず、野球を見に行っていた間にサボっていた家の掃除に、シーツをはじめとした〝大物〟の洗濯。

一人暮らし歴40年強、自慢ではないけれど、という以前に、単にやってくれる奥さんがいないからではあるけれど、掃除と洗濯だけはサボったことがほとんどありません。
リビングや書斎が散らかっていると、自宅で原稿を書くときに集中できないので、常に清潔さとともに、程よい雑然さを保つようにしています。

午後は行きつけの理容院、荻窪の〈D’s〉に足を運び、散髪してもらっている最中、椅子の上で爆睡。
おかげでサッパリ、スッキリ、いい気分で神楽坂の自宅へ帰ろうと、15時半過ぎにJR荻窪駅へ向かったら、なんと14時半ごろに高円寺駅で発生した人身事故、三鷹駅のポイント故障のため、中央線・総武線ともにストップしている。

そのとき、僕の脳裏をよぎったのは、ああ、今年もまたこういう季節がめぐってきたか、という思いだ。
中央線沿線に住んでいる都民ならご存知の通り、中央線は昔から飛び込み自殺が多く、年の瀬に向けて多発する傾向がある上、コロナ禍による失業や倒産で自殺者が増えている折、今年はこういう人身事故がどのぐらいの数に上るのかと考えるとゾッとする。

間が悪いことに、17時からZoomで新しい仕事の打ち合わせをする予定が入っていたため、少々焦った。
Zoomなら最悪の場合、戸外でもスマホで打ち合わせができるものの、イヤホンマイクを持ち合わせていなかったのだ。

道端で立ったまま、スマホの画面を見ながら、道行く人に聞こえるほどの声を出して仕事の話をしなければならないとなると、58歳の男としてはいささかみっともない。
幸い、総武線千葉行きは16時10分に運行が再開し、中野駅でもスムーズにメトロ東西線に乗り換えられ、打ち合わせは無事に済ませることができました。

Zoomはふだん、プロ野球の囲み試合や選手の単独インタビューなどでも経験しているが、編集スタッフさんとの打ち合わせでは初めてだった。
相手のレクチャーに合わせた画面が出てきて、右上隅に映った相手の顔と質疑応答をしながら進行し、今更ながら、便利なツールができたものだと感心するやら、でも、これが主流になって対面形式の取材や打ち合わせが減ったらどうしよう、などと勝手に寂しさを感じるやら。

その後、仕事上必要なメールやLINEでの連絡を済ませると、風呂へ入る前に実家へ電話。
ともに80代の両親は相変わらずボケた気配もなく、声にも張りがあったので一安心し、新規感染者数が減少している折、緊急事態宣言が解除され、行動規制も緩和されたら一度帰ろうか、と僕のほうから持ちかけた。

しかし、親はいまだに慎重で、お袋曰く「コロちゃんがおらんかったら、ワシが東京へ行くんじゃけどのぉ」。
実は、僕が子どもの頃、実家でコロという犬を飼っていたので、お袋はコロナのことを「コロちゃん」と言うんですよ。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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