【きょう14日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』346

巨人のエース菅野、今季は波が激しい。
中4日で先発した12日の広島戦は7回5安打1失点で4勝目を挙げたが、復活したと見るのは早計だろう。

菅野はこれまで登板した13試合中、4試合で5回もたず降板している。
前回、7日のDeNA戦も7安打5四死球7失点で5回途中にKOされた。

マウンドでの態度もエースらしくなかった。
ボール判定や、スイングより死球を取られたことに、あからさまに不満げな表情を見せ、天を仰いだり、両手を広げたり。

エースがこんなに感情を露わにしていては、バックを守っている野手の士気にも良い影響は与えない。
そんな菅野の立つマウンドへ足を運ぶ桑田投手チーフコーチ補佐の姿を見ていて、どこかで見た光景だな、と思った。

1992年5月20日、東京ドームの阪神戦。
背番号18は菅野ではなく桑田、73は桑田ではなく名将・藤田監督だった。

この続きはきょうの東スポ、大スポ、中京スポ、明日朝の九スポ(掲載日は変更あり)で御一読ください!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
先頭に戻る