【きょう1日発売!】東京スポーツ『赤ペン!!』342

高校野球の名将、帝京・前田三夫監督(72歳)が、今夏の東東京大会を最後に勇退した。
そこで思い出したのが2年前、スポーツ総合雑誌〈ナンバー〉の取材で、「いつまで監督を続けますか」と質問した時のことだ。

「私もそろそろ引き際を考えています。
もう70歳ですから。

高校野球もどんどん変わってるし、若い連中もいます。
いつまでもダラダラとやっていてもダメですから」

前田さんがそう明かしたのは2019年7月23日。
東東京大会の準々決勝でノーシードの日大豊山に敗れた翌日だった。

それも失策による0-1の惜敗だっただけに、悔しさを引きずっているのではないかと懸念していたが、思いのほか淡々とした表情だった。
甲子園では通算51勝、優勝は春1回、夏2回。

その輝かしい球歴の中で思い出深い大会を尋ねると…、
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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