東京ドームの観戦ルール🍺⚾️🦠

巨人の試合前練習

きょう、明日は東京ドームで巨人-日本ハム戦の取材である。
開幕カードのセ・リーグ公式戦DeNA戦、阪神戦、ヤクルト戦、交流戦の楽天戦に続いて5カード目。

昨年来のコロナ禍で東京ドームの記者席に人数制限が設けられたため、巨人戦の取材は例年より随分減ったが、それでも結構来ているほうかな。
来るたびに気になるのは、入場者数の上限や観戦ルールが変わっていて、それが新型コロナウイルスの感染拡大防止にどの程度役立っているのか、ということ。

3月のDeNA戦は有観客の上限5000人でスタートし、4月の阪神戦は1万5000人まで緩和され、アルコールも午後7時半まで提供されるようになった。
と思ったら、そこから締め付けが厳しくなり、酒類の提供時間が午後6時45分までに短縮され、やがて食べ物と一緒に販売中止。

3度目の緊急事態宣言が発出された5月のヤクルト戦は、とうとう昨シーズンのような無観客に逆戻り。
試合前に記者席でおにぎりを食べようとしたら、記者席での食事も禁止されていると隣席の記者に注意され、大いに面食らった。

で、緊急事態宣言が延長されている現在はまた有観客に戻され、記者席での食事も可能になった。
僕が取材に訪れた試合を例に取ると、5月25日の楽天戦は10329人、今夜の日本ハム戦が16402人と、日を追うごとに大幅に上限が引き上げられている。

が、酒類の提供は禁止されたまま、売り子はスタンドを歩きながらではなくコンコースで立ったまま営業していて、コーラが300円、ノンアルコールビールがなんと450円。
アルコールを販売しないのはお客さんが興奮して大きな声を出さないようにするためだそうだが、酒が入っていなくても歓声や悲鳴をあげる人はいて、16000人も入っていれば飛沫もかなりの量になるような気がする。

日本ハムの4番・中田は4打数ノーヒット

さて、きょうの試合の楽しみは、このカードから4番に復帰した日本ハム・中田。
たぶん本人は覚えていないだろうが、過去にインタビューしたことがあって、最近は不調で二軍落ちしたり、精神的にも相当落ち込んでいるらしいなどと報道されたりしていたので、少々気になっていたのです。

試合前のフリー打撃では自分の順番でもないのにベンチ前に現れ、膝でタイミングを取っていたから、まだスランプから脱したわけではないらしい。
と思いながら見ていたら案の定、試合の打席でもオーラがなく、4打数無安打2三振。

試合は日本ハムが逆転勝ちしたけど、中田は明日、ベンチスタートかな。
巨人・菅野との対決を見てみたいものですが。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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