ベイスターズファンの執念が牧を打たせた?⚾️

試合中盤、外野フェンスに出てきたファンからのメッセージ

「これからもこういう僅差の試合を勝ち続けていきたいと思います!
きょうも勝って、明日も勝って、明後日も勝って、ずっと頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」

ソフトバンクに逆転勝ちした試合後、ヒーローインタビューでDeNA・牧の喜びに溢れた声が高らかに響き渡った。
1-3と2点ビハインドで迎えた八回、点差以上に敗色濃厚な空気が重たく感じられる中、1死満塁で値千金の勝ち越し2点タイムリー二塁打。

右中間へ打球を放った次の瞬間、てっきりホームランかと思い込んだようで、バットを聖火リレーのトーチのように持ち上げたまま歩き始めた。
その勘違いをアナウンサーに突っ込まれると、さすがに苦笑い。

「ホントは入ったかと思ったんですけど、点が入ったんでよかったです。
前回、楽天戦でノーアウト満塁で打てなかった、空振り三振しちゃったというのがありましたんで、きょうは気持ちで打つことができました」

しかも、きょうは二回の先制タイムリーに始まり、プロ入り初の4打数4安打。
この結果を牧本人はどのように受け止めているのか。

「ここ最近、自分らしいバッティングができていなかったので、きょうは自分らしいバッティングを貫こうと思いました。
(ソトが敬遠されたあとも)ストライクが来たら、思い切りよく自分のスイングをしようと思って打席に入ったのがよかった」

九回表には守備でも魅せた。
2死一塁で守護神・三嶋が一塁へ悪送球し、代走の周東が一気に三塁まで走ったところ、カバーに入った牧が矢のような送球で刺してゲームセット!

三浦監督も試合後のテレビインタビューで、「牧は4打席ともしっかり打ってくれて、最後に勝負強いところを見せて、心強い選手です」と牧を絶賛。
その一方で、平田、国吉、三上と後半を無失点に抑えたリリーフ陣を労い、「リリーフピッチャーが流れを相手に渡さず、しっかり引き寄せてくれた結果」と称えていたのが番長らしかった。

しかし、そんなベイスターズの底力を引き出したのは、この夜詰めかけた15,498人のファンだったかもしれませんね。
それではまた明日!

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
Scroll to top