交流戦が雨で流せない理由☔⚾️

午後1時半ごろ、強い雨が降っていたハマスタ

きょう、ハマスタのDeNA-オリックス戦は中止だと、てっきりそう思い込んでいたファンやマスコミ関係者は少なくない。
なにしろ、朝から雨が降り続け、午後3時ごろには外野の人工芝に水が溜まり、外野フェンスの広告の文字が映っていたほど。

だから、午後3時45分、予定通り開門されたときには、われわれ記者だけでなく、球場入口で待っていたお客さんも驚いた。
入口で切符を出しながら、球場係員に「試合やるんですか?」「中止じゃないの?」と球場係員に確かめていた人もいたという。

天気予報では午後6時過ぎまで降り続け、あがるのは午後7時ごろとだと伝えられていたので、最悪の場合、試合開始が1時間遅れる可能性もあった。
そうしたら、午後5時ごろから雨が小降りになり、試合が始まる45分後にはほとんどあがった。

試合が始まるころ、雨はほとんどやんでいた

主催するDeNAは最初から、きょうの試合は少々の雨でも行うつもりでいたようだ。
交流戦は予備日が少ない上、交流戦終了後は東京オリンピックの準備のため、DeNAはしばらく本拠地のハマスタを明け渡さなければならない。

関係者によると、もしきょうのオリックス戦が雨で中止になった場合、交流戦終了予定の来月13日とセ・パ公式戦再開予定の同月18日の間に組み込まれるはずだった、という。
ハマスタが使えないDeNAは、18~20日に東京ドームで広島3連戦を主催することになっており、オリックス戦も東京ドームで行われる可能性が高い。

こういう場合、球場のレンタル料はどこがどのくらい負担して、球場内での物販や飲食の利益はどのように配分されるのか、細かいことはわからない。
が、コロナ禍で入場者数が5000人に制限されている折、少しでも利益を上げるには、本拠地で試合をしたほうがいいに決まっている。

そういうリスクと背中合わせで行われたこの日の試合、昨夜と同様、両チーム合わせて5本塁打、26安打が飛び交う乱打戦の末、11-8でDeNAが競り勝った。
その中でも光ったのは、きのう、凡ミスをして途中交代させられた桑原に代わり、1番・センターでスタメンに入った神里。

初回にいきなり先頭打者本塁打を放つと、三回は犠飛、五回は適時打と、追いつかれそうな局面で突き放す貴重な追加点を挙げて計3打点。
ヒーローインタビューのお立ち台で、「きょうは雨が降って、寒かったので、帰ったら熱いお風呂に入ってください」とお客さんを気遣う余裕も見せていた。

これで交流戦最初のカードを勝ち越し。
明日から仙台に乗り込み、田代打撃コーチが2013年の優勝と日本一に貢献した楽天との3連戦である。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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