たまには銀行でおカネの話💴

メインバンクの応接室

午後、口座を開いているメインバンクの支店を訪ねた。
今月から担当者が代わり、一度ご挨拶したい、ご自宅にお伺いしましょうか、と言われて、いや、こちらからお訪ねしますよ、と返答。

以前は支店長クラスが拙宅まで来たこともあったけれど、最近の担当者はなぜか2代続けて僕よりも若い女性。
そんな担当者に訪ねてこられても、じゃあお上がりください、とも言いにくいんだよね、男ヤモメとしては。

以前と同様、通された個室にはアクリル板が置かれていて、下の隙間から書類をやり取りしながら、株、外貨、公債などについて話を聞く。
やはりコロナショックがまだまだ続いているとか、最近は円高基調と見ていいのではないかとか、アメリカ大統領選の結果が確定するまでは乱高下が続くだろうとか。

こういう話は電話だと聞いているうちに面倒臭くなり、しまいに何が何だかわからなくなってしまうのだが、直接顔を合わせ、書類やタブレットで表やグラフを見せられながらであれば、多少なりとも頭に入ってくる。
まあ、話の中身がある程度は理解できても、貯金が増えるわけではないし、得した気分になれるわけでもないのだが。

最終的には、現在の資産は動かさず、しばらく様子を見ましょう、ということで今回のお話は一段落。
結局はいつも通り、おカネというものは出ていくときはドバッと出ていくのに、入ってくるときはちょっぴりずつしか入ってこないのだなあ、と痛感して帰ってきました。

スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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