東京スポーツ『球界平成裏面史13/巨人vs横浜4年越し死球合戦の巻』

先週の『巨人vsヤクルト、史上最大の大乱闘』の後日談をひとつ。
あのときは巨人のグラッデンが内角攻めに怒ってヤクルトの捕手・中西を殴ったのだが、「冷静に考えたらそんなに危ない球じゃなかった」という声もあがっていた。

そう指摘していたのはヤクルトの選手ではなく、巨人の2番手捕手だったデーブ大久保。
「要するに、グラッデンがカッカきちゃってたから、あっ、またやりやがったと思い込んじゃったんでしょう」と言うのだ。

「あれぐらいのピッチングだったら、パ・リーグ ではむしろ普通でしたよ」
とは、なるほど、さすが王者と呼ばれた平成時代の西武出身の選手である。

このように、投げる側の投手が「普通の内角攻め」と考えていても、投げられた側の打者が「ぶつけにきやがった」と思い込み、トラブルになるケースも少なくなかったんじゃないか。
その意味で、今回検証した巨人vs横浜(元DeNA)の〝死球合戦〟は、巨人vsヤクルトの〝ぶつけ合い〟とは内容が異なる。

まあ、このカードも相当ヒートアップしましたけどね。
村田真が盛田から左頬に死球を受け、顔面骨折した上、後遺症が残ってしまったほどだから。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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