東京スポーツ『赤ペン!!』235

ロッテ入りした〝令和の怪物〟佐々木朗希への期待が過熱している。

きのうの入団会見にはファンクラブ会員を招待し、CS放送でテレビ生中継。
来季プロ初登板が決まったら、日本ハムが清宮や吉田輝のデビュー戦で観戦証明書を配ったように、いろいろ派手な演出が行われるだろう。

その入団会見で、佐々木は一番の目標として「沢村賞」を挙げた。
これは日本プロ野球草創期の大エース、沢村栄治さんのような先発完投型の投手の功績を称えるもの。

だから「シーズン10完投以上」が選考基準のひとつになってるんだけど、最近は投手の分業制が進んだ時代を反映し、10完投していない投手が沢村賞を受賞するケースも増えてきた。
で、選考委員会の委員長・堀内恒夫さんが「これって違うだろ!」と言い出し、今年は該当者なし。

ぼくはてっきり、12球団最高の6完投をマークした広島・大瀬良が受賞すると思っていたので残念無念。
しかし、そういう折だけに、高卒新人が「沢村賞を取ります!」と宣言したのはまことに頼もしい。

しかし、では佐々木が1年目に沢村賞を取れるかとなると、甚だ疑問と言わざるを得ない。
というより、本人もさすがにそこまで大それたことは考えていないと思う。

大体、高卒新人で沢村賞を受賞したのは堀内委員長ひとりだけなんだから。
そこで、佐々木にはぜひ、高卒2年目で沢村賞を獲得した〝あの投手〟を見習ってほしい。

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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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