東京スポーツ『赤ペン!!』232

こういう仕事をしていると、昔取材した出来事やコメントがふと脳裏に蘇って、こう思うことがある。
ああ、あのとき、あの人が言っていたこと、やっていたことが、ここに繋がっているのか、と。

プレミア12侍ジャパン優勝で思い出したのが、稲葉監督が選手を引退した2014年、将来どんな指導者になりたいかと聞いたときのこと。
「ボクが仕えた様々な監督の長所を生かせれば」と、当時の稲葉は詳しく答えてくれた。

このときの稲葉氏のコメントが、現在の稲葉監督のコメントと、見事にリンクしているのです。
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スポーツライター。 1986年、日刊現代に入社。88年から運動部記者を務める。2002年に単行本デビュー作『バントの神様 川相昌弘と巨人軍の物語』(講談社)を上梓。06年に独立。『失われた甲子園』(講談社)新潮ドキュメント賞ノミネート。東スポ毎週火曜『赤ペン!!』連載中。 東京運動記者クラブ会員。日本文藝家協会会員。
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